ハリウッド映画を中心にメガヒット作から世界の話題作、そして不朽の名作までを、24時間、ノーCMで放送している映画専門放送局スター・チャンネル。そのハイビジョン映画専門チャンネル、"スター・チャンネル ハイビジョン"が、12月20日、26日の両日に無料放送を実施。この高画質をお試し体験する機会は今しかない! というわけで、もう一度見たいヒット作からセクシー女優の隠れた名作まで揃った最強のラインナップ、全8作品の裏ネタ的映画の見方をたっぷりご紹介致します。これを読めば、映画が100倍楽しくなること間違いなし!

今年のヒットメーカーの代表作を再チェック!

『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年)

『ザ・ロック』(1996年)

『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年) 12月20日(日)放送

今年11月12日に公開された『2012』が、日本でも映画観客動員ランキングの初登場1位に輝いたローランド・エメリッヒ監督。世界を壊し続けるディザスター映画の巨匠として知られる彼だが、実は新人発掘にも才能を発揮している。『紀元前1万年』公開時にマイコミジャーナルでインタビューした際、『インデペンデンス・デイ』(1996年)でウィル・スミス、『パトリオット』(2000年)で当時まだ無名だったヒース・レジャーをキャスティングしたことを誇らしげに語っていた彼が、『デイ・アフター・トゥモロー』で発掘したのは、ジェイク・ギレンホール。彼の初々しい演技は必見だ。ちなみに、裏ネタ的見どころは、彼演じるサムが飛行機に乗っているシーン。一瞬でヘアスタイルが変わってしまうミラクルをお見逃しなく!

『ザ・ロック』(1996年) 12月26日(土)放送
CMやエアロスミスのPVを手掛けた後、ハリウッドの敏腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーに見出され、本作を含む6作品で興行収入20億ドルを稼いだマイケル・ベイ。世界興行収入8億ドル超えのメガヒットを記録した『トランスフォーマー/リベンジ』(2009年)が記憶に新しい彼の売りは、次から次へと展開するド迫力のアクションシーン! ニコラス・ケイジを主演に迎え、アメリカ海兵隊員の英雄が起こしたテロ事件との攻防を描いた『ザ・ロック』でもその作風は健在。安易にデジタル加工するのではなく、できるだけ本物のセットで撮影することにこだわりを持つ彼だけに、全編通した臨場感あふれる映像は圧巻だ。

シュワルツェネッガーVSスタローン 永遠のライバル対決

『コラテラル・ダメージ』(2002年)

『デモリションマン』(1993年)

『コラテラル・ダメージ』(2002年) 12月20日(日)放送
シュワルツェネッガーの数あるヒット作の中でもっともいわくつきなのがコレ。彼が演じるのは、コロンビアのテロリストによる爆破テロで最愛の妻と息子を亡くした消防士ゴーディー。記念すべき30本目の出演作に彼が選んだキャラクターは、スーパーヒーローでもサイボーグでもない。家族の死を"コラテラル・ダメージ(目的の為の犠牲)"としないため、ひたむきに戦う普通の男だ。2001年9月11日の米・同時多発テロ事件の影響で、同年10月6日の公開が半年延期となってしまったが、現在もテロとの戦いに決着はついていない。"映画の中くらいはこういったポジティブな結末を迎えて欲しい"。公開時にそういう声が挙がったのも納得のアクション娯楽作である。

『デモリションマン』(1993年) 12月26日(土)放送
20世紀を代表する2大アクション・スター、アーノルド・シュワルツェネッガーとシルヴェスター・スタローン。長年、不仲説が囁かれていたものの、実は良き友人同士。2人は映画の中でお互いをネタにしているが、本作でもそのユーモア精神は健在。2032年の世界における大統領はアーノルド・シュワルツェネッガーで、それを知ったスタローン演じるスパルタン刑事が露骨に嫌な顔をするというシーンがある。彼がカリフォルニア州知事に選出されたのは、この映画が公開された約10年後、2003年の出来事だ。一方のシュワルツェネッガーも『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993年)で、『ターミネーター』販促用の等身大パネルにスタローンを登場させ、ちゃっかり笑いを取っている。彼はスタローンの監督・主演映画『ジ・エクスペンダブルズ』(原題)にカリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー本人役で出演することが決まっており、絆の固さを証明している。

CGに頼らない、ド派手なカーアクションにシビレまくる

『TAXI NY』(2004年)

『ダイ・ハード3』(1995年)

『TAXI NY』(2004年) 12月20日(日)放送
リュック・ベッソンが自身のヒットシリーズ『TAXi』(1998年)をハリウッドでリメイクした本作。レーサー並みの高度な運転技術を誇る最強のタクシードライバー、ベルとドジな刑事ウォッシュバーンがセクシーな美女4人組の銀行強盗団と追いつ追われつのカーチェイスを繰り広げる。タクシーがプジョーからフォードに、敵の車がベンツからBMWに変わっているが、最大の見せ場はやはりカーアクション。徹底改造されたスーパータクシーが、ニューヨークを交通ルール無視の猛スピードで疾走する様子に目を奪われる。また、この映画は年収3500万ドル、総資産1億8000万ドルを誇る、世界でもっともリッチなスーパーモデル、ジゼル・ブンチェンの映画デビュー作としても有名。強盗団のリーダーとして、妖艶な魅力を振りまく彼女の姿は見逃せない!

『ダイ・ハード3』(1995年) 12月26日(土) 放送
2007年、12年ぶりに第4作が作られて根強い人気を証明したシリーズ第3作。日本企業ビル、空港と、閉鎖された空間でのバトルがお約束のシリーズだったが、本作はニューヨークの全体が舞台。これには理由があり、当初、クリスマスの豪華客船がテロリストに占拠される海洋アクションものになる予定だったが、スティーヴン・セガール主演作『沈黙の戦艦』(1992年)が一足先に公開されて大ヒット。そこでスタッフは、急遽、ほかの企画の脚本をこのシリーズ向けに書き直す対応を余儀なくされたのだ。間に合わせ感のある逸話かもしれないが、第1作のジョン・マクティアナンが監督に復帰したことも功を奏して、犯人の要求に振り回され、ニューヨークを駆け回る内容はスピード感抜群。特に、途中で事件に巻き込まれたゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)がマクレーンとタクシーをハイジャックし、ウォール街へ急行するために、あのセントラル・パークを突っ切るシーンは迫力満点だ。ちなみに、本作でマクレーンが右手に着けて一大ブームとなったクールな時計は、ブライトリングのクロノマット・ロンジチュード。小物にもさりげなくタフな男を演出する芸の細かさが楽しい。

演技で! 肉体で! ファンを魅了するセクシー女優たち

『スピーシーズ/種の起源』(1995年)

『羊たちの沈黙』(1991年)

『スピーシーズ/種の起源』(1995年) 12月20日(日)放送
宇宙からのメッセージに基づくDNA操作実験によって人工的に作り出された新たな種の恐怖を描くSFホラー。その謎の生き物シルを演じるのが、本作が映画初出演となったフランスのスーパーモデル、ナターシャ・ヘンストリッジ。女神のごとく完璧な20歳のヌードは大いに話題を呼び、"映画史上もっとも美しいエイリアン"と絶賛された。当時36歳のマージ・ヘルゲンバーガーが博士役に扮し、脱走したシルを探すチームのメンバーを相手にセクシーな濡れ場を披露しているのも見どころの1つ。『CSI:科学捜査班』の知的な熟女ぶりでドラマファンを魅了し、1話あたりの出演料が39万ドルの高給取りとなった彼女の艶技は、もう二度と見ることは出来ないお宝シーンだ。

『羊たちの沈黙』(1991年) 12月26日(土)放送
FBI訓練生のクラリスが、精神病院に監禁されている天才精神科医レクター博士から助言を受けつつ、連続誘拐殺人事件の解明に挑むサイコ・スリラー。第64回アカデミー賞作品賞、主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)、主演女優賞(ジョディ・フォスター)、監督賞、脚色賞を獲得した名作だ。主演2人のハマり役としておなじみの作品だが、意外にも彼らは代役。クラリスにはミシェル・ファイファー、レクター博士にはジャック・ニコルソン、ロバート・デ・ニーロ、ジーン・ハックマン、ジェレミー・アイアンズらの名が候補に挙がっていた。そのことに奮起したのか、2人は白熱の演技合戦で作品のクオリティを向上させ、ホプキンスに至っては20分足らずの出演シーンでオスカーを獲得。ジョディも人気、実力共にアメリカを代表する役者の地位を不動のものとした。

以上、駆け足で8作品の魅力をご紹介してきたが、"スター・チャンネル ハイビジョン"にはほかにも映画ファン垂涎の話題作が目白押し。自宅で映画が楽しめれば、観たい作品がレンタル中、というストレスは皆無。映画のイッキ見に最適な年末年始へ向けて、その環境を整えてみては?


また、スター・チャンネルでは、12月30日より2010年1月5日までの期間で「年末年始スペシャルメガヒット100時間一挙放送!」も実施。『センター・オブ・ジ・アース-』、『X-ファイル:真実を求めて』、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』、『ハンコック』ほか、最新のメガヒット作品を一挙放送する。視聴方法は、公式サイトを参照。

『デイ・アフター・トゥモロー』(c)2004 Twentieth Century Fox (c) 2004 Twentieth Century Fox Film Corporation.『コラテラル・ダメージ』(c)Warner Bros. Entertainment Inc.『TAXI NY』(c)2004 Twentieth Century Fox Film Corporation『スピーシーズ/種の起源』(c)1995 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.Courtesy of Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.『羊たちの沈黙』(c)1991 ORION PICTURES CORPORATION All Rights Reserved.Courtesy of Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.『ダイ・ハード3』(c) 1995 Cinergi Productions N.V., Inc. Cinergi PicturesEntertainment, Inc. and Twentieth Century Fox Film Corporation.『ザ・ロック』(c)Hollywood Pictures Company. All rights reserved 『デモリションマン』TM &(c)Warner Bros. Entertainment Inc.