大阪証券取引所は15日、同日開催の取締役会において、金融商品取引法上の認可を条件に、ジャスダック証券取引所と2010年4月1日に合併することを決定したと発表した。

合併方式は、大阪証券取引所を存続会社とする吸収合併方式で、ジャスダックは解散する。

大阪証券取引所は、新興市場統合による市場の信頼性向上やシステム統合による市場運営の効率化などを目的とし、2008年12月25日にジャスダックを子会社化。2009年9月には、ジャスダックによる大阪証券取引所システムの利用を開始するなど、「目的の実現のための作業を進めている」(大阪証券取引所)。

大阪証券取引所では、「間接部門の一本化などにより、統合シナジーを最大化させることができるとともに、今まで以上の経営資源を新興市場の信頼性、効率性の向上に振り向けることが可能となることから、両社の合併を決定した」としている。