2010年1月15日公開の映画『かいじゅうたちのいるところ』の記者会見が14日、東京・六本木で行われ、日本語吹替えを担当した永作博美、主演のマックス・レコーズ、スパイク・ジョーンズ監督が出席した。

左から、永作博美、マックス・レコーズ、スパイク・ジョーンズ監督

アメリカのオバマ大統領が今年のイースター祭で子供たちに朗読したモーリス・センダックの絵本を『マルコヴィッチの穴』のスパイク・ジョーンズが映像化。いたずら好きな8歳の少年マックス(マックス・レコーズ)が、家族とのいさかいから家を飛び出して不思議な島に辿り着き、そこで出会ったかいじゅうたちと交流を深めていく感動の物語だ。日本語吹替え版は永作博美のほか、主人公のマックスに天才子役の加藤清史郎が担当している。

マックスに優しく接する怪獣・KWの声を担当した永作は「知っている童話で、短編をどう長編にするのか期待して見たんですが、見れば見るほど虜になる作品。最終的には3回も泣いてしまいました」と感動しきり。声を担当した怪獣のKWについては「色っぽいし冷静な怪獣。声優としての出演は今回が初めてで出来るのか心配でしたが、何とか大人のKWに近づけるように頑張りました」と話しながら、「原作が童話だから優しいと思ったらビックリしますよ(笑)。老若男女問わず色んな方に見て欲しいですね」とアピールしていた。 一方、スパイク・ジョーンズ監督は「200kgもある怪獣は、私たちの望む通り動かなくて撮影は大変。非常にリアルな演技をしてくれたマックスのお陰でこの映画を作ることができました」と自信を見せ、約2,000人が参加したオーディションから主演を射止めたマックスも「見る方それぞれがユニークな体験を得られると思いますよ」とPRしていた。