積極的に育児に参加する父親「イクメン」に注目が集まっているが、現役パパのどれぐらいが育児に積極的に参加しているのだろうか? 「Yahoo!リサーチ」を運営するヤフーバリューインサイトが発表した「『父親の育児参加』に関する調査」によると、現役パパの5~6割が「積極的」に育児に参加していると回答。もはや"イクメン"は珍しい存在ではないようだ。
同調査は11月19日~22日に、首都圏1都3県の40~49歳の既婚男性600人を対象にインターネットで実施。育児への総合的な参加度を聞いたところ、現役パパ(子どものいる層)では、「共働き」「妻就業なし」ともに98%前後が「(積極的に+ある程度)関わっている」と回答。「積極的に関わっている」は、「共働き」で61.5%、「妻就業なし」で55.7%と、「共働き」の方がやや高い結果となった。
一方、パパ予備軍(既婚だがまた子どもがいない層)に育児への参加意向を聞いたところ、「共働き」「妻就業なし」ともに「(積極的に+ある程度)関わろうと思っている」は8割弱。「積極的に関わろうと思っている」だけをみると、「共働き」が56.1%だったのに対し、「妻就業なし」が39.7%と低く、パパ予備軍では妻の就業有無が育児への参加意向に大きく影響していることがうかがえる結果となっている。
育児参加の理由やモチベーションでは、「子どもの成長する姿が目の前で見られる」や「子どもとの信頼感が高まる・距離が縮まる」など子どもとの関係性・愛情表現に関する項目のスコアがもっとも高く、次いで「夫婦の信頼関係が深まる、夫婦で分担するのは当たり前」といった妻との関係・考え方の項目が高かった。