いよいよ12月23日に全国公開となる、ジェームズ・キャメロン監督の3D技術を駆使した映画『アバター』。全てが極秘のもとに撮影されていた同映画の最新映像が公開された。
本作の舞台の中心は、地球から遠く離れた衛星「パンドラ」。パンドラの大気は人間にとって有毒だが、この星では人間に莫大な利益をもたらす鉱物が採掘できるという。そこで人間は、大気の問題をクリアするために、星の原住民ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体「アバター」を創り、アバターに自分の意識を送り込む「アバター・プロジェクト」に着手している。このプロジェクトに参加した、車椅子生活を送っている元兵士・ジェイクは、アバターによってパンドラで想像を絶する冒険を経験し、あまりに過酷な決断を迫られていく。
このたび公開された映像では、監督が本作に登場する機器やテクノロジーの一部について紹介。本作の実写シーンのほとんどは、巨大なセットを組んで撮影しており、人間の意識をアバターのボディに送り込むリンク・マシーンを備えたリンク・ルームやアバター・ボディを入れた用水水槽を収容するバイオ・ラボ、AMPスーツ、ヘリコプターを収納した軍の拠点アーマー・ベイなどが作られ、実際に未来で実現すると思わされるほどのクオリティに仕上がっている。
また、本編に登場するAMPスーツは、着用する人間の動きを強化するマシン。ジェームズ・キャメロン監督が初期段階に考えたアイディアの1つで、『エイリアン2』でシガーニー・ウィーバー演じるリプリーが操縦したパワーローダーそのもの。本作にもシガニー・ウィーバーが出演することから、ネット上で「AMPスーツにリプリーは搭乗するのか!?」と話題になっているという。
そのほか、大型輸送機やヘリコプターについても紹介されており、監督は、「様々なテクノロジーが登場するので楽しんでほしい」とコメントしている。
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