財団法人 日本ユニセフ協会は10日、東京・高輪にあるユニセフハウスにて、世界の赤ちゃんの命を守るためのプロジェクト「Happy Birthday Download for Children」に関する記者発表会を開催した。同プロジェクトには現在、ドワンゴ、エムティーアイ、NTTコミュニケーションズ、エイベックス・マーケティング、F.P.P.、東京ニュース通信社、J-WAVEが参画している。
同プロジェクトでは、dwango.jp(ドワンゴ) / music.jp(エムティーアイ) / mu-mo(エイベックス・マーケティング) / MUSICO(NTTコミュニケーションズといった携帯電話の音楽配信サイトから、プロジェクトに賛同したアーティスト達が歌った『Happy Birthday to You』を毎日1曲ずつ配信。同プロジェクトとして配信された楽曲のダウンロード料金による収益は全て、同協会を通じて赤ちゃんを守る活動に使用される。
また、日本ユニセフのWebサイトおよび、フリーペーパー『FLYING POSTMAN PRESS』(F.P.P.)や『TVガイド』(東京ニュース通信社)、プロジェクトに併せて開始したラジオ番組『HAPPY BIRTHDAY FOR CHILDREN』(J-WAVE)等を通じてPRや情報発信を行う。
同協会専務理事 早水研氏は、「毎年およそ880万人の5歳未満の子供が命を落としており、さらに、そのうちの約600万人は1歳を迎えることもできずに亡くなっているという現状があります」と世界の悲惨な状況を訴え、「1人でも多くの子供達に長生きしてほしい。世界の子供達の命を救う『ハッピーバースデー』が、着ウタとして、皆様の心に届いてほしい」と述べた。また、ドワンゴのdwango.jp事業本部執行役員本部長の川影幸久氏はプロジェクトへの参画について、「参加できて光栄。プロジェクトには共感を持っており、微力ながらお役に立ちたいと思っている」と語った。
プロジェクト「Happy Birthday Download for Children」は、「いのちを祝う歌が、いのちを守る歌になる」がテーマ |
1回のダウンロードでビタミンAカプセルを約90錠、10回のダウンロードだと、使い捨ての安全な注射器(5ml)が約140本分の支援に相当するという |
プロジェクトは11月2日より開始されており、現在(12月10日時点)でアーティスト39組の「Happy Birthday to You」が配信されている。また、4月末までに、180組にものぼるアーティストが参加を予定しているとのこと。同発表会には、賛同アーティストの代表として、歌手のAFRA、川嶋あい、JYONGRIも参加し、同プロジェクトをアピールした。