12月19日公開の映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』の完成披露試写会が9日、東京・有楽町で行われ、上野樹里、玉木宏、ベッキー、山口紗弥加、山田優、吉瀬美智子らが出席して舞台挨拶を行った。

玉木宏(左)と上野樹里

個性的なピアニストののだめこと野田恵(上野樹里)と若き天才指揮者の千秋真一(玉木宏)が織り成す"クラシックラブストーリー"を描いた二ノ宮知子原作のドラマ『のだめカンタービレ』(2006年フジテレビ系で放送)。大きな話題を集めた同ドラマだが、2008年正月のスペシャルドラマを挟み、遂に劇場版が公開される。劇場版『のだめカンタービレ 最終楽章』は2本製作され、前編が12月18日、後編が来年4月17日に公開。のだめと千秋の恋の行方と2人の音楽的成長を描く。

主演の上野は「これほどパワーが一杯詰まっていてスケールの大きい映画は中々作れません。今回ののだめと千秋先輩は全然別のことをしていますが、二人が一つのオーケストラを奏でるような演出を楽しんで頂けると思います」と自信を見せ、約半年のヨーロッパロケについて「最初は大変でしたけど、最後の方は毎日ピザやパスタでも全然大丈夫でしたよ」と話していた。一方の玉木は「初めてプロの指揮者として任されるところから映画の物語がスタートします。任されたところが本当にダメなオーケストラで、それを立て直すところが前編の最大の見どころですね」とアピールした。

ロケでヨーロッパ~日本間を7往復したというベッキー。「1回日帰りでフランスに行ったりもしました。朝着いて昼間撮影し、その夜に帰るとか。私の中でフランスは、ちょっと離れた東北地方みたいな感じです(笑)」 スペシャルドラマからの出演で孫 Rui役の山田優は「お母さんから解放されて今までのRuiとは違う感じなんですけど、体は凄く楽しいのに顔はあまり笑っていない表情が難しく、何度も何度もやって作り上げました」と苦労話も
ベッキーと同様にヨーロッパに何度も往復したウエンツ瑛士。「JALのマイルが溜まったんですけど、JALは危険って聞いてますから、いつ使おうか迷っています」と話すと、MCから「もっと使えるコメント言って下さい」と注意される始末…… シュトレーゼマンの敏腕マネージャー、エリーゼを演じる吉瀬美智子。「普段テンションが低いので、監督から"テンション5倍!"と言われ、お金とテンションのことだけを考えながら演じてました(笑)」

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』は、12月19日公開