新京成電鉄(千葉・鎌ケ谷市)は21日から、年末年始向けの企画乗車券「ゆくうしくるとらフリーパス」を販売する。31日から2010年1月3日までの4日間にわたり、同社の鉄道路線が全区間乗り放題となる。同社では、乗り降り自由型フリーパスの販売は今回が初という。
販売期間は21日から2010年1月3日まで。大人用(1,000円)、子ども用(500円)、各1,000枚の限定販売で、売り切れ次第販売終了となるとのこと。券面には今年の干支の「うし」と来年の干支の「とら」がタッチ交代するイラストが描かれている。自動改札機は使用できない。販売場所は新京成線各駅(ただし松戸新田・新鎌ヶ谷・前原・京成津田沼の各駅を除く)。
新京成電鉄は松戸 - 京成津田沼間26.5kmを結ぶ「新京成線」と、同沿線のバス路線などを運営する会社。新京成線はJR常磐線、JR武蔵野線、北総線、東武野田線、東葉高速線、JR総武線、京成線を縦に結び、全区間の所要時間は44分、松戸 - 京成津田沼間の普通運賃は250円。鉄道ファンには「旧日本陸軍の鉄道連隊が演習の一環として敷設し、民間に払い下げられた」という珍しい歴史で知られているという。