先々週は、11月27日金曜日にドバイショックが起き、暗たんとした週末だった。しかし、12月1日、日銀が新手法の量的緩和政策導を発表。短期金利のもう一段の金利低下を促し、日米金利差逆転を再度狙ったものだ。

この施策は、サプライズとともに市場に迎えられ、結果、先週の日経平均株価は6日続伸。12月4日金曜日の終値は1万22円59銭。10月30日以降約1カ月ぶりの1万円台となった。

一方、為替も円高基調が一服。12月4日には1ドル=88円台に落ち着き、その後欧米市場では90円台まで円安に戻った。ドバイショックで日本市場に二番底の懸念が広がったものの、日銀の施策でムードは一転。年内に1万1,000円突入か!? という明るいムードが広がっている。

銘柄についても、内需株的なディフェンシブ銘柄がもてはやされていたものが、ITや輸出関連銘柄に流れが移動。市場を牽引している。