「おひとりさま」ブームに見られるように、結婚しない生き方も「あり」なこの時代。実際のところ、未婚女性のどれくらいが「結婚」にプラスの価値を認めているのだろうか? 結婚情報サービス「O-net(オーネット)」を運営するオーネットがこのほど発表した「2009年20代・30代未婚女性の恋愛・結婚意識調査」によると、「結婚によって得ることが多いと思う」を肯定したのは全体の6割にとどまっている。
同調査は9月3、4日の両日、20歳から39歳までの結婚経験のない女性900人を対象に行った。結婚に対する考え方を聞いたところ、「結婚によって得ることが多いと思う」を肯定したのは全体で62.2%。男性の72.4%に比べシビアな結果となった。年代別にみると20代が67.6%だったのに対し、職場やプライベートでの"立ち位置"が確立してくる30代では、結婚の魅力が薄れてくる傾向がうかがえる。
また、「結婚によって人生の楽しみは多くなる」を肯定したのは62.7%。こちらも男性の73.9%に比べ低く、20代(66.2%)より30代(59.1%)の方がシビアな味方をしていることが分かる。
一方で「結婚するなら早婚のほうが得」としたのは30.6%。年代別にみると、20代が29.1%だったのに対し、一般的に考える早婚の年齢を外れた30代では32.0%と多くなっている。ちなみに「早婚のほうが得」を肯定した男性は39.8%。全体的に女性は男性より、「結婚の価値」について厳しい味方をしているといえそうだ。