ソニーコンピュータエンタテインメントジャパンは、日本国内でヒットしたタイトルを表彰する「PlayStation Awards 2009」を、「プレイステーションの日」となる12月3日に開催した。

「PlayStation Awards 2009」は、発売から2009年10月31日までの累計出荷数に応じて贈られる賞で、累計出荷本数50万本以上100万本未満のタイトルには「ゴールドプライズ」、累計出荷本数100万本以上200万本未満のタイトルには「プラチナプライズ」がそれぞれ贈られる。さらに今年は、プレイステーション 3、プレイステーション・ポータブルのダウンロード専用タイトルとして、PlayStation Storeから2008年11月1日~2009年10月31日に発売されたものを対象にした(ゲームアーカイブスは除く)、「PlayStation Store 特別賞2009」の表彰も行われた。

表彰式は、まず「PlayStation Store 特別賞2009」からスタート。プレゼンテーターは、ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役社長兼グループCEOの平井一夫氏 が務めた。

■PlayStation Store 特別賞2009
本年度はPlayStation Storeで発売したダウンロード専用タイトルのダウンロード数上位5作

タイトル 発売日 発売元
プレイステーション 3
ゴミ箱 -GOMIBAKO- 2009年3月19日 ソニー・コンピュータエンタテインメント
みんなでスペランカー 2009年3月26日 アイレムソフトウェアエンジニアリング
葛城ミサト報道計画 2009年6月6日 バンダイナムコゲームス
ボンバーマンウルトラ 2009年6月18日 ハドソン
バトルフィールド 1943 2009年7月9日 エレクトロニック・アーツ
(発売日順)

続く「ゴールドプライズ」は3タイトル。

■ゴールドプライズ (副賞50万円)
※累計出荷本数50万本以上100万本未満

タイトル 発売日 発売元
プレイステーション 3
龍が如く3 2009年2月26日 セガ
BIOHAZARD 5 2009年3月5日 カプコン
プレイステーション・ポータブル
DISSIDIA FINAL FANTASY 2008年12月18日 スクウェア・エニックス
(発売日順)

『DISSIDIA FINAL FANTASY』の荒川健シニアディレクターは「プレイステーション・ポータブルの性能がなければ、今回のいいゲームは生まれなかったと思う」と語った

「龍が如く」のシリーズ総合監督である名越稔洋氏が事故渋滞で表彰式に間に合わなかったため、『龍が如く3』は、開発ディレクターの佐藤大輔氏が「来年も『4』でこの場に立てるように頑張っておりますので、みなさんよろしくお願いします」とコメント

ちょうど『龍が如く3』の表彰中に会場に到着した名越氏も緊急登壇

カプコンの竹内潤プロデューサーは、「『BIOHAZARD 5』を担当するにあたって一番プレッシャーだったのが、もしここに立てなかったらどうしよう、ずっと一作目から続いてきた歴史を僕の代で終わらせたらどうしようということだったので、今日この場に立つことができて、ようやく少し肩の荷が下りたかなという気持ちです」と語った

そして、累計出荷数100万本以上200万本未満のタイトルに贈られる「プラチナプライズ」は、昨年「ダブルプラチナ」を獲得した『モンスターハンターポータブル 2nd G』の廉価版となる『モンスターハンターポータブル 2nd G PSP the Best』。ちなみに前作となる『モンスターハンターポータブル 2nd』も「PlayStation Awards 2007」でプラチナプライズに輝いている。

■プラチナプライズ (副賞100万円)
※累計出荷本数100万本以上200万本未満

タイトル 発売日 発売元
プレイステーション・ポータブル
モンスターハンターポータブル 2nd G PSP the Best 2008年10月30日 カプコン

「まさか今年もこの場に立てるとは想像していなかった」という辻本良三プロデューサーだが、「少しでもこのゲームでゲームユーザーの層を広げられるように、今後も頑張っていきたいと思います」と今後への意気込みを熱く語った

最後には総括としてSCEの平井氏が、今回特別賞としてPlayStation Storeのダウンロードタイトルを表彰したことを踏まえて、「これからの年末商戦、そして来年に向けて、ディスクベースのビジネスはもちろん、ネットワークのビジネスもさらに拡大して、この業界を皆さんと一緒に盛り立てていきたい」と語り、表彰式を締めくくった。