既報の通り、ポラロイドのインスタントカメラが日本市場に復活することが発表された。2日、都内にて行われたサミット・グローバル・ジャパンによるポラロイド新製品発表会には、モデルの小森純らがゲストとして駆けつけた。
冒頭に登壇したサミット・グローバル・ジャパン 代表取締役 CEO ジョヴァンニ・トマセーリ氏は、ポラロイドの約70年の歴史を紹介し、ポラロイドブランドの認知度がディズニーやコカ・コーラと並んで100%であることをアピール。また、「(ポラロイド製品は)特に"インスタント"であることが特徴」とし、インスタントカメラ「Polaroid One」「Polaroid 1000」「Polaroid 600 フィルム」などを再販売するほか、今後も継続してさまざまな商品を展開していくと語った。さらに名機といわれた「SX-70」も来年には復活させるという。
さらに、米ZINK Imagingの印刷技術を搭載した、プリンター内蔵のコンパクトデジカメ「Polaroid TWO」、低価格なデジタルカメラ、12インチのデジタルフォトレフームなども展開するほか、インスタントフィルムは、「白黒を2010年春以降に、カラーを秋以降に発売する」とした。
2010年は、ポラロイド日本上陸50周年という記念すべき年。単なる記録媒体という枠を超え、多くの人に支持を得てきたポラロイドカメラをこのタイミングで復活させ、「もう一度みなさんに愛していただく製品に仕立てる」と経営陣は意気込む。
小森純「ギャルならデコりそう!」
会場にゲストとして登場したのは、モデルの小森純さん、実業家の藤田志穂さん、俳優の黒沢年雄さん。40年前にハワイでポラロイドカメラを購入したという黒沢さんは、「当時はフィルムが高くて、米軍基地のアメリカ兵に頼んで買ってもらっていた」という思い出を振り返り、「ポラロイドカメラのおかげで女性とずいぶん知り合えたよ」とポラロイドカメラを"コミュニケーションツール"として活用していた過去をぽろり。
また、ケータイで撮影した画像を「Polaroid TWO」でプリントする実演では、ブルートゥースのワイヤレス転送を説明しようとした小森が「ブルー……」と言い掛けてつまずくも、「ちょー簡単ですよ! シールになってるし、プリクラみたい!」と大はしゃぎ。会場に用意されたピンクモデルが、「日本発売は未定」と知らされると藤田とともに「出して欲しい!!」とおねだりする一幕もあった。