クリエイティブメディアは、ポケットハイビジョンムービー「Vado HD 3rd Gen」を発表した。発売日は12月中旬を予定している。なお、販売は同社のショッピングサイトのみで行われる。同サイトでの販売価格は、1万7,800円。

携帯電話並みのサイズのハイビジョンムービー「Vado HD 3rd Gen」

Vado HD 3rd Genは、1280×720ピクセルでのハイビジョン撮影が可能なムービー。映像はH.264形式で保存される。使用可能な撮影レートは、ハイビジョンモードが「HD+」(8Mbps)/「HD」(4Mbps)で、そのほかにVGAモード(2Mbps)での撮影が可能となっている。内蔵メモリーの容量は4GBで、HD+では約1時間、HDでは約2時間、VGAでは約4時間の撮影ができる。57.6(W)×98.8(H)×15.8(D)mmというサイズで、無理なく、ポケットに入れて持ち歩くことが可能だ。

同社によると、今回のモデルはその初代Vado HDを大幅にリファインしたもの(第2世代モデルは海外のみの販売で、国内市場には投入されなかった)という。改良された大きなポイントは、静止画撮影のサポート。従来のVado HDでは、静止画は、付属のソフトウェアで、動画から切り出すという形になっていた。新モデルでも、同様に動画からの静止画取り出しはできるが、それだけでなく、単独で静止が撮影を行うことも可能となっている(1,280×720ピクセルで、最大約7,000枚の撮影が可能)。

ムービー撮影に関しても改良されている。まずは、露出調整機能の搭載。露出自体は従来同様オートで行われるが、+/-で補正が行えるようになった。また、新たに、動き検知録画モードを搭載。周囲に動きがあったときだけ、自動的に撮影を行うことが可能だ。音声は、従来はモノラル記録にしか対応していなかったのだが、新モデルでは、市販のステレオマイクを接続することで、音声をステレオ記録できるようになっている。撮影後のムービーをモニターするためのヘッドホン端子も新たに装備(従来は、ムービーの音声は、内蔵のスピーカーで聞く仕様となっていた)。

デザイン面でも、従来のレンズ部分が飛び出したものから、レンズ面がフラットなものに変更されており、ポケットに入れて持ち歩く際に、邪魔になりにくくなっている。 電源は、充電式リチウムイオンバッテリーで、充電時間は、通常モードで約7時間、高速モードで約4.5時間で、フル充電時には約2時間の連続撮影が可能だ。

動画/静止画管理ツール「Creative Vado Central 3」は、PC用とMac用の両方が用意されている