アイ・オー・データ機器は1日、都内にてネットワークを介してテレビで各種動画を鑑賞することができるネットワークメディアプレーヤー「Link Player」の新モデルと、USB機器をネットワーク経由で共有する「net.USB」のマスコミ向け内覧会を行った。
内覧会では、まず12月下旬発売予定(税抜き価格15,700円)のAVeL LinkPlayer「AV-LS700」の多彩な機能が紹介された。LinkPlayerとは、PCやHDDレコーダーなどで録画した地デジ番組をネットワークを介してPCや別の場所にあるテレビで見ることができる機器。今回は新たにWindows 7に対応したのでWin 7マシンからも操作が可能になった。加えて、搭載するUSB端子にデジタルビデオカメラを接続したり、SDメモリーカードスロットにメモリーカードを挿入して直接動画や画像データをテレビで再生することが可能。また、AV-LS700に接続されたNASに直接データを保存できるようになっている。また、この機能はUSB接続されたデジカメ、ハードディスク、USBメモリ、カードリーダーなどでも同じように使用できる。
そのほか、LinkPlayerのリモコンのみでPCがなくても各種投稿サイトを見ることができるようになっている。
同時に、12月中旬より出荷予定(税抜き価格7,400円)のUSB機器をネットワーク経由で共有する「net.USB」の説明も行われた。これは、net.USBに接続されたUSB機器を、LANで接続されたPCで共有できるというもの。デモでは、net.USBのUSB部分に、ワンセグチューナー「ちょいテレ」とポータブルDVDドライブが、ネットワーク部分に2台のPCが接続されていた。
net.USBに接続されたUSB機器は、ローカルに接続されたUSB機器と同じように使用できる。ただし、2台以上のPCで同時に使用することは不可能で、その管理は付属のアプリケーション「net.USBクライアント」にて行われる。
このアプリケーションでは、目的のUSB機器の現在の使用者に対して、機器の切断要求を送ることができる。現在では単純に切断要求を送るだけであるが、将来的にはメッセージも同送できるようになるかもしれないとのこと。
対応するUSB機器は、前述のようなUSBワンセグチューナーや光学ドライブに加え、地デジチューナー、プリンタ、USBハードディスクなど多岐にわたる。USBポートは本体に2基搭載しているが、ハブにより増やすことができる。ただし、接続可能なのは15までのデバイスになる。