楽天リサーチは、同社の登録モニターから20~69歳の男女計1,000人を対象に、冬のボーナスに関するインターネット調査を行い、その結果を発表した。それによると、冬のボーナスが「支給される予定」の人は6割にとどまり、支給される人でも金額が「減りそう」という回答がほぼ半数に達する結果となった。

今年の冬のボーナス支給有無予定(n=1000)

昨年の冬のボーナスは「支給された」という回答が約7割なのに対し、今年「支給される予定」という回答は59.3%。支給される予定の人に金額についてたずねたところ、「減りそう」が昨年の調査(37.4%)よりも増えて48.5%となり、「増えそう」という回答は8.7%にとどまった。

ボーナスの使途については「貯蓄」が18.5%でトップだが、2位の「ローン・借金返済」(12.6%)や3位「生活費の補填」(10.6%)など、ほとんどの項目で昨年の結果を下回り、全体的にボーナスを使う事への期待感が薄いことが伺える。

今年の冬のボーナスの使途(n=593)複数選択

一方、昨年は支給されたが今年は支給されない予定の人を対象に、出費を削減する項目についてたずねたところ、トップは「飲食・グルメ」(50.0%)で、「旅行・レジャー」(45.8%)、「買い物」(37.5%)などが続く。収入源が消費低迷の傾向を加速させることを裏付ける結果となった。

今年の冬のボーナスが支給されないことによる出費削減項目(n=24)複数選択