長らく登場が待たれていたGoogle ChromeのMac OS X版が、パブリックベータとして間もなく公開されることになりそうだ。Chrome for Mac開発チームのMike Pinkerton氏がTwitterで29日(米国時間)、同製品の既知のバグが8つまで絞り込まれたことを報告。さらにその約20時間後にあたる原稿執筆時点のタイミングで5つまで減少しており、数日中にも正式ベータとして公開される可能性が高い。
この件についての第一報を報じたのはTechCrunchで、Pinkerton氏の「8 remaining M4 Mac beta blockers! Go team!」のつぶやきを基に、ベータ版の登場が間もなくと予想している。"M4"とは"Milestone 4"のことで、つまり現在Windows用でベータ版が公開されているGoogle Chrome version 4のことだ。既知のバグについてはChromiumプロジェクトのページで紹介されており、その数は原稿執筆時点で5つにまで減っている。これらが修正されるタイミングは不明だが、ベータ登場まであとわずかという状態のようだ。
だが一方、Chrome for Macのベータ版の段階では、既存のWindows版に存在するいくつかの機能が省かれて登場することになりそうだ。TechCrunchは前述記事の追記の中で、Bookmark Manager、App Mode、Task Manager、Gears、Sync for Mac、マルチタッチ、エクステンションサポートといった省略された機能について触れている。Bookmark ManagerとApp Modeはversion 5でのサポートに延期され、GearsについてはHTML5サポートを優先した結果だという。エクステンションについても多くは動作するものの、サポートは現時点で不完全のようだ。