バッファローは、USBメモリ並みの小型サイズを実現したハイビジョン対応地上デジタルチューナー「ちょいテレ・フル DT-F100/U2」と、番組視聴のみの単機能TVにさまざまな機能を追加できる地上/BS/CS110度デジタルチューナー「リンクシアター LT-H91DTV」を12月中旬に発売すると発表した。価格は、「DT-F100/U2」が10,1500円。「LT-H91DTV」がオープンプライスで、想定市場価格が26,800円前後。
会場では、バッファロー 事業本部 市場開発事業部 次長 兼 デジタルホームマーケティンググループリーダー 製品マーケティング担当 荒木甲和氏が、バッファローの概要と「LT-H91DTV」を紹介した。
「LT-H91DTV」を紹介するバッファロー 事業本部 市場開発事業部 次長 兼 デジタルホームマーケティンググループリーダー 製品マーケティング担当 荒木甲和氏 |
バッファローは、PCやインターネットをもっと使いやすくするために開発を推進。それをデジタルライフ全体に広めた |
メルコグループ中核企業において、バッファローのネットワーク機器ではルーターが59.1%、無線LANが52.7%、ハブが57.6%とトップシェアを記録(BCN 全国パソコンショップ2008年実売データ集計)。またバッファローは、無線LANスポット拡大を推進するために、フリースポット協議会を主宰。そのほか、マウスやキーボードなどのサプライ品を扱うバッファローコクヨサプライをはじめ、PCなどの設置、接続、設定サポート、リース、物流を行う企業がメルコグループにあると説明した。
PC関連では、「もっと使いやすく、もっと快適に」をテーマに推進。PC向けの大容量メモリや大容量HDDを、無線LANではワンタッチで安全に使えるAOSS、家中隅々まで届くハイパワーモデルを提供。最近ではTV用HDDなども取り揃えている。このような状況の中、今回TVの進化にあわせた製品を開発したとした。
TVはデジタル放送の開始を契機に大きく変化しているが、アナログTVを現在も使っているユーザーが多く、デジタル放送対応TVでも最新機能に対応していないものも多い。さらにアナログ停波にあわせ、デジタルTVの販売拡大が予想されるが、壊れるまで買い替えないユーザーも多く、従来のTVを使っているユーザーは急に不便を感じることも予想される。そのようなユーザーを対象に最新のデジタルネット機能を追加できる多機能デジタルチューナー「LT-H91DTV」を提供することで、いままでのTVを安価にアップグレードし問題を解決するようにした。
TVは10年程度使えるように作られているため、アナログタイプだけでなく、数年前に発売されていた単機能TVを使っているユーザーは多い |
数年前に買ったデジタルTVを、新機能が使いたいからと買い換えるのはもったいない |
旧タイプのTVに最新機能を追加できるように「LT-H91DTV」を開発した |
DLNAに対応し、メディアサーバ機能を持つレコーダー内の動画を再生可能。「LT-H91DTV」内に録画した動画はほかの機器では再生できない |
LT-H91DTVは、BS/CSチューナー、USB HDD録画、アクトビラビデオ・フル、デジタルカメラ写真再生、デジタルビデオカメラ動画再生、AV機器連携、PC連携など最新機能を追加可能。フルハイビジョン対応の出力端子も備えている。また字幕機能、電子番組表などの基本機能をはじめ、裏番組表、データ放送、視聴予約、光デジタル出力、ズームといった機能も搭載。USB HDD録画では、安価なHDDを利用し手軽にハイビジョン録画・再生が可能で、電子番組表からの予約録画にも対応。1.2倍速早見再生や30秒スキップ・バックに加え、2台以上のHDDをつなぎかえて使用できる。
DLNAにも対応しており、メディアサーバ機能を備える家庭内のDVD/HDDレコーダーやPC内に録画した番組/動画/写真/音楽ファイルの再生、デジタルカメラやデジタルビデオカメラからのデータのバックアップも可能となっている。出力端子は、ビデオ出力、D端子、HDMIを装備。アナログTVからハイビジョン対応TVまで利用できる。アナログTVではハイビジョン番組を画面いっぱいに映し出す「ズーム機能」を搭載した。