カカクコム・フィナンシャルは19日、同社の提供しているFXサービス「kakakuFX」にて、日々の主要通貨に関する「到達確率チャート」の提供を開始した。フィボナッチゾーン分析に基づくチャートとなっており、過去10年間分のデータに基づいて、その日における通貨ペアの価格の到達確率を表示するものとなっている。
同チャートは、アセンダント代表取締役・山中康司氏が、テクニカル分析ツール「Fibonacci Trader (フィボナッチトレーダー)」を使って作成し、同社に提供しているもの。チャートに表示される数値は、「フィボナッチ・ゾーン分析」と呼ばれる統計的手法に基づいているという。同手法では、前日の終値が2日前のレートから計算される6つの範囲に分かれたフィボナッチ・ゾーンのどこに入るか、また当日の寄付が前日のレートから計算される同ゾーンのどこに入るかといったように、終値と寄付の36通りの組み合わせを、過去10年分の動きと照らし合わせて当日の値動きを確率で分析するとのこと。「デイトレード向きの分析手法で、米国のフロアトレーダーに人気があります」(同社)としている。
同社サイトで公開されているのは、USD/JPY・EUR/USD・EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPYの5通貨ペア。日々の到達確率チャートはこちら。