米Microsoftは19日(現地時間)、米ワシントン州レドモンドにある本社キャンパスで開催された年次株主会議において、Windows 7の販売ペースが従来の2倍以上で推移していることを報告し、期待の新OSの好調ぶりをアピールしている。

同社CEOのSteve Ballmer氏は株主会議の中で「Windows 7はこれまで我々が作り上げてきた中でシンプルで最も優れたPC OSだ。人々がやりたいと思ったことの多くを、より簡単で、より素早くできるようにする。そして、人々はそれに応えてくれている。Windows 7発売以来、これまでリリースしてきたいかなるOSと比較しても、同一期間内で2倍の数を販売している」とコメントした。このほか、すでにリリースされたBing、Windows Server 2008に加え、先日リリースされたばかりのWindows Azure、そして来年登場予定のMicrosoft Office 2010と、他の製品ラインナップの拡充についても言及している。

Windows 7の詳細な販売実績については、同社の次の決算(2010年度第2四半期)で明らかにされるとみられる。だが噂ばかりで実際のペースが不明だった同OSについて、実際にトップによる速報値の報告が行われたことで、Windows 7の好調ぶりの裏付けが行われたといえるだろう。