人気TVアニメ『かのこん』のOVAとしてリリースされる『かのこん ~真夏の大謝肉祭~』。本作のエンディングテーマは、作中において高菜キリコ役を演じ、TVシリーズではオープニングテーマを歌った宮崎羽衣が担当する。そこで今回は、OVA下巻と同じ12月22日にリリースされるエンディングテーマ「ルピナス~幸せの風~」を中心に、OVA『かのこん』や先日行われた1stライブなどについて、宮崎羽衣が語ったメッセージを紹介しよう。

宮崎羽衣が語るOVA『かのこん ~真夏の大謝肉祭~』EDテーマ

――まずは『かのこん』がOVAになると聞いたときの感想をお願いします

宮崎羽衣

「TVシリーズの『かのこん』は、すごく人気があって、DVDも好評だったと聞いていたのですが、今回OVAになるということで、本当にたくさんの方に支持をされた作品であったことをあらためて感じました。そういった作品で、また歌が歌えるということに感激しています」

――OVAは、『かのこん ~真夏の大謝肉祭~』というすごいタイトルになっていますね

「TVシリーズの『かのこん』よりもパワーアップしていて、さらにエッチになっていますよ(笑)」

――アフレコの収録現場の様子はいかがでしたか?

「TVシリーズのときにずっと一緒だった方たちなので、すごく和気藹々としていて、女性が多い現場なのですが、本当に楽しい現場でした。ただ、内容がエッチだったので、皆さんモニタの映像が見られなくて、ずっと下を向いて、頬を赤らめていましたね(笑)。でも観たいただく方は、そういったところも期待しているのではないかと思います」

――『かのこん』はエッチさとコメディのバランスが取れた作品でしたよね

「男の子の耕太君を能登麻美子さんが演じていたので、そのあたりでちょっとエッチな要素が薄まって、コメディよりになっているのではないでしょうか。なので、女性でも楽しめる作品だと思います」

――OVAのストーリーを簡単に説明していただけますか?

「発売の時期は冬なのですが、"夏"がテーマになっていて、海水浴があったりとか、お決まりのシーンがたくさん入っています。私が演じるキリコちゃんとユウキちゃんという二人の仲良しコンビの私生活など、TVシリーズでは描かれなかった日常の風景や、斎藤千和さんが演じるあかねちゃんとちずるちゃんの弟のたゆらくんの恋の行方など、一番観たかったところがOVAでは描かれているので、作品のファンの方にはすごく楽しんでもらえるのではないかと思います」

――宮崎さんが演じるキリコの見どころは?

「私は今までボケの女の子を演じることが多かったのですが、キリコはしっかりモノのツッコミ役の女の子なんですよ。なので、今回もツッコミを頑張っていますので、そのあたりをぜひ観ていただきたいですね。ユウキちゃんにツッコんでいるシーンがたくさんあって、面白いと思いますよ」

――そんなOVAのエンディングテーマを歌うということを聞いたときはいかがでしたか?

「今回のOVAでは面白いことに、TVシリーズのオープニングとエンディングのアーティスト、(榊原)ゆいさんと私が入れ替わって、私がエンディングを担当させていただくことになったのですが、エンディングと聞いていたので、大人しめのバラードっぽい曲になるのかなって思っていたんですよ。それが、テンポのよい、可愛い曲だったので、意外さもあり、うれしくもありました。曲調や歌詞は自分で選ばせていただいたのですが、内容的にはちずるちゃんの耕太君が好きという想いが、すごく伝わるものになっていると思います」

――TVシリーズ、PS2版と、これまでオープニングテーマを歌ってきた宮崎さんですが、今回エンディングテーマと聞いて、何か意識したところはありますか?

「エンディングテーマは、やはり作品の締めにくるものなので、ストーリーの余韻を残しつつも、印象に残るような感じにしたいと思っていました。逆にオープニングテーマのときは、作品の顔になるものなので、曲を聴いた方がすごく面白そうって興味を持ってもらえることを意識して歌っていました」

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