フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、「ゴルフ」のワゴンタイプ車である「ゴルフ ヴァリアント」をモデルチェンジし、17日に発売した。3モデルが用意されるが、全車エコカー減税に適応した。価格は272万円から383万円。
ゴルフ ヴァリアントは、ゴルフをベースとしたパーソナルステーションワゴンとして登場し、日本へは1995年から導入された。当初の名称は「ゴルフワゴン」だったが、2007年の3世代目からは「ゴルフ ヴァリアント」になり、今回のモデルで4世代目となる。
定評のある3種類のTSIエンジンと2種類のDSG(デュアルクラッチ)トランスミッションを採用。1.4L(リッター)シングルチャージャーエンジンを搭載する「TSIトレンドライン」は、10・15モード燃費となる16.8km/L(先代比+11%)を実現。ほかの「TSIコンフォートライン」、「2.0TSIスポーツライン」もそれぞれ10・15モード燃費が向上し、すべてのモデルがエコカー購入補助金対象車両となった。
内外装は新しいゴルフに準じたデザインとなり、質感や静粛性を向上させた。ゴルフと同じシンプルなフロントフェイスが与えられ、バイキセノンヘッドライト(コンフォートライン以上)や、17インチのアルミホイールやクロームルーフレール(スポーツライン)を装備する。インテリアについては、オーディオパネルと連動したエアコンコントローラーや、レザー3本スポークステアリング、ソフトなダッシュボードなどを採用。フロントガラスには遮音性の高いシートを挟み込み、ブロワーの音を抑え込むなど、より静粛性の高い室内空間を実現した。