20代限定でイベントの開催・参加機能を提供、『SeeSoo』開始 - エキサイト

エキサイトは17日、利用者を20代限定とし、イベントを作成・参加することができる携帯サイト『SeeSoo(シーソー)』を正式に発表した。同社によると、20代に特化したイベント作成&参加のための携帯ツールは"国内初"という。

エキサイトでは、異業種交流会の若年化や携帯SNSのオフ会の流行などを踏まえて、新サービスを企画。「20代限定」「イベントをテーマにした交流」「友人と一緒に利用できる安心感」の3つをコンセプトとし、20代に特化したイベント作成&参加の新サービス「SeeSoo(シーソー)」のβ版を、11月2日から提供開始した。

シーソーでは、共通の趣味を持つ仲間との交流会やスポーツ観戦会を開いたり、花見をする仲間を募集したり、異業種交流会を開催したりと、さまざまなイベントを、手軽に「開催」「検索」「参加」することができる。同年代の仲間を誘ってグループ参加をすることで、「シーソーを通じて新たな人脈をつくることが可能となっている」(エキサイト)。

「イベント作成」「イベント参加」の機能を無料で提供。イベント作成者は、好きな「ジャンル」「日程」「場所」などを設定し、簡単にイベントを登録することができる。趣味の集まりや、異業種交流会などのイベントを、サイトを通じて自分自身で企画し、興味を持ってもらえる参加者を広く募集することができる。

イベントジャンルは、「ランチ・お茶」「グルメ」「飲み会」「カラオケ」「スポーツ」など19種類から選べる。また、季節に応じて、「花見」「花火」「忘年会」などのジャンルも随時追加する予定となっている。

イベント参加機能では、シーソーに掲載されているイベントから、興味のあるイベントを検索し、参加申込をすることができる。さまざまなイベントジャンルから、日程、場所、興味・趣味に合うイベントをみつけられる。

イベントの登録や参加、その他の機能を利用するには、登録ユーザーの年齢が表示された身分証明書を撮影の上、メールに添付してエキサイトに提出する必要がある(既存会員の紹介による入会者を除く)。身分証明書の種類は、「運転免許証」「健康保険証」「学生証」「社員証」「診察券」「定期券(Suica、 PASMO、 ICOCA)」「パスポート」などとなっている。

シーソー内での掲載イベントが増え、参加者が集まりにくくなった場合には、「スカウトメール」の機能を利用することにより、シーソーに登録しているユーザーを検索し、自分のイベントへ誘うこともできる。スカウトメールを通じたコンタクトを行っても、連絡はシーソー経由で行うため、「個人の連絡先を教える必要がなく、より安全にイベントへ誘うことが可能」(エキサイト)となっている。

17日に東京都内で開かれた記者会見では、シーソーのプロデュースを担当するエキサイト コンシューマーサービス本部 デジタルコミュニケーション部の明石岳人氏が説明。利用者を20代に限定したした理由について、「利用期間を限定することで、『今だから使う理由』とスペシャル感をユーザーに提示できる」と話した。さらに、「20代はオフ会の参加率が高く、リアルでのつながりを求める傾向も強い」とも述べた。

また、「イベントの参加者を2人以上10人以下とグループ単位にしており、参加しやすくなっている」と説明。β版の提供を開始した11月2日からのユーザーの動向については、「25歳がボリュームゾーンで、女性比率が6割を占める」と述べ、女性利用者が多い傾向にあると話した。

明石氏は安全管理についても、身分証明書による年齢確認のほか、サイト内パトロールによる目視による投稿内容の確認や、不適切な書き込みの自動排除、管理者への通報システムなどによって行うことも説明した。

同社では、会員増を目的とし、12月13日に同社主催でシーソーの第1回公式イベントを、東京都のクリスタルヨットクラブで開催、シーソー会員100人を招待する。

今後のビジネスモデルについては、2010年春までに会員3万人獲得を目指し、2010年度には有料の機能を提供し、売上高3億円を目標としている。また、同年度には、カラオケチェーンや飲食店などの広告パートナー獲得も目指すとしている。

『SeeSoo(シーソー)』は、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクモバイルの3キャリアで提供。URLは以下の通りとなっている。

http://seesoo.jp