PFUは、ADF搭載パーソナルドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズ新製品として、「ScanSnap S1300」、またドキュメントファイリングソフト「楽2ライブラリ パーソナル V5.0」とのセットモデルを発表した。ScanSnap S1300の価格はオープンプライスだが、同社ショッピングサイト「PFUダイレクト」の直販価格は27,800円。楽2ライブラリ パーソナル V5.0とのセットモデルは、直販価格32,800円。発売は21日となっている。
ScanSnap S1300は、上位モデル「ScanSnap S1500」で好評の「インテリジェント機能」(Intelligent SoftWare function)を搭載。「インテリジェント・インデックス」「キーワード自動仕分け」「インテリジェント・クロッピング」「カラー自動判別」などの機能を利用できる。インテリジェント・インデックスは、一般的な蛍光ペンで書類上のキーワードをマークししておくと自動検知し、OCR処理およびPDF生成時にキーワード情報として自動登録する機能。Windowsデスクトップサーチを利用した検索時にキーワードとして利用できるようになる。キーワード自動仕分けは、PDF内のキーワード情報を元に保存先の仕分けを自動的に行う機能。インテリジェント・クロッピングは、蛍光ペンで文書上の任意の部分を囲むと、その部分を自動認識して切り出しPDFに変換する機能だ。またカラー自動判別機能では、カラー/白黒にグレー判別/出力が新たに追加された。
さらに、Microsoft SharePoint Online、Microsoft SharePoint Serverとの連携機能も搭載。スキャンした書類をMicrosoft Word/Excel/PowerPooint用データに変換できるソフト「ABBY FineReader for ScanSnap 4.1」も標準添付している。
楽2ライブラリ パーソナル V5.0は、スキャンした紙文書データの整理整頓/閲覧/活用を行いやすくする電子文書ファイリングソフト。電子バインダ/キャビネットでは最大2,520冊、252万ページの文書を収納できるほか、仮想バインダ検索、全文検索、編集機能などが強化されている。
ScanSnap S1300のハードウェア仕様としては、読み取り方式が自動給紙方式(ADF)/両面同時読み取り、読み取りモードが片面/両面、カラー/グレー/白黒/自動。光学系/イメージセンサはセルフォックスレンズ等倍光学系/カラーCIS×2(表面×1、裏面×1)。ACアダプタ利用時の読み取り速度は、自動解像度モード:両面/片面4枚/分、ノーマルモード:カラー/グレー/150dpi、白黒300dpi相当で両面/片面8枚/分。USBバスパワー時の読み取り速度は、自動解像度モード:両面/片面2枚/分、ノーマルモード:カラー/グレー/150dpi、白黒300dpi相当で両面/片面4枚/分。読み取り範囲は、標準モード:サイズ自動検出/A4/A5/A6/B5/B6/はがき/名刺/レター/リーガル/カスタムサイズ(最大215×360mm、最小50.8×50.8mm)。原稿搭載枚数は最大10枚。
サイズはW284×D99×77mm、重量1.4kg。インタフェースはUSB 1.1/2.0(Mini-B Type)。Windows用ソフトとして、ドライバ「Scan Snap Manager V5.1」、PDF/JPEGファイル整理/閲覧ソフト「Scan Snap Organizer V4.1」、名刺管理ソフト「名刺ファイリングOCR V3.1」、OCRソフト「ABBY FineReader for ScanSnap 4.1」、ECM連携ソフト「Scan to Microsoft SharePoint 3.3.5」を同梱。Mac OS X用としてはドライバ「Scan Snap Manager V3.1」、名刺管理ソフト「CardMinder V1.1」を同梱している。対応環境はWindows 2000 Professional / XP(32bit) / Vista(32/64bit) / 7(32/64bit)、Mac OS X 10.4/10.5/10.6。