カシオ計算機は12日、デジタルカメラ「HIGH SPEED EXILIM(ハイスピード エクシリム)」の新モデルとして、ゴルフのスイングがチェックできる「EX-FS10S」を発表。同社のオンラインショップ「eカシオ」で11月26日より販売する。価格は34,800円。

新たに採用したガイドライン表示機能により、ゴルフのスイングをチェックできるハイスピードカメラ「EX-FS10S」

同モデルは、2009年3月に発売されたハイスピード技術採用の薄型モデル「EX-FS10」をベースとしたモデル。最大30枚/秒の高速連写と、1000fps/420fps/210fps/30-210fpsを実現したハイスピードムービー、有効910万画素1/2.3型高速CMOS、光学3倍ズームレンズ、焦点距離約38~114mm(35mm判換算)など、基本性能はEX-FS10と同様となっている。ボディサイズは97.1(W)×59.4(H)×16.3(D)mm、重量約119g(本体のみ)。ボディーカラーは、EX-FS10ではホワイト、レッド、グレイの3色が用意されていたが、EX-FS10Sはホワイトとレッドの2色のみ。

EX-FS10Sでは、新たにゴルフのスイングチェックに役立つ機能を搭載。ハイスピードムービーで撮影した超スロー映像とカメラの液晶モニターに表示されるガイドラインを使って、ゴルフのスイングチェックが可能となっている。また、付属のAVケーブルを使用して、テレビでスイングを確認することもできるのが特徴だ。

例えば、210fpsで撮影した場合には、実際の1秒間の映像を30fpsで7秒間かけてスロー再生。スイングの確認に活用できる

搭載されたガイドライン表示機能では、飛球線の後方から撮影した映像でチェックする場合は、ハイスピードムービーで撮影したスイングの動画再生時に2本のガイドラインを表示。1本はアドレスしたボールと首の付け根を結んだラインに、もう1本はアドレスしたボールとクラブのシャフトを結んだラインに合わせるという。

また、体の正面から撮影した映像でチェックする場合は、スイングの動画再生時に、平行する2本のガイドラインを垂直方向と水平方向に表示させて、縦のラインをスタンス幅に、横のラインを頭の上とボールの下に合わせる。ユーザーは、これらのラインを目安として、スイングの良し悪しを確認することができるのだ。

このほか、ティーチングプロとして活躍する堀尾研仁氏が監修した解説ハンドブックを付属するなど、ゴルフ好きに嬉しい仕様となっている。