ASUSTeK Computerは12日、USB 3.0とSATA 3.0に対応するIntel P55 Expressマザーボード「P7P55D-E Premium」を発表した。本日より発売を開始し、価格はオープン。店頭予想価格は37,000円前後。

「P7P55D-E Premium」

最大の特徴は、USB 3.0/SATA 3.0ポートとチップセット間の帯域ボトルネック問題の解消だ。USB 3.0/SATA 3.0ポートを通常の接続方法で接続した場合、各250MB/sの帯域となってしまうところ、同製品では、別途PLX Technology製のPCI Expressブリッジチップを搭載することで、通常の倍の帯域となる、各500MB/sでの接続を実現した。

ASUSによる同製品のブリッジチップの解説図

電源回路には、48フェーズ相当の能力という32＋3フェーズの電源回路を搭載。専用チップでオーバークロックを行なう「TurboV EVO」や、電力管理プロセッサ「EPU」、最短約5秒で起動する簡易OS機能「Express Gate SSD」など、最新の同社独自機能群も豊富に盛り込まれている。

バックパネル
■主な仕様
対応CPU Intel Core i3/i5/i7
ソケット LGA1156
チップセット Intel P55 Express
対応マルチGPU NVIDIA SLI、ATI CrossFire X
メモリ DDR3 SDRAMスロット×4基(最大容量16GB)、アンバッファードDDR3 2,200/1,600/1,333/1,066MHz対応
拡張スロット PCI Express (2.0) x16×2、PCI Express (2.0) x1×2、PCI×2
ストレージ SATA 3Gbps×6ポート(Intel P55)、SATA 3.0×2ポート(Marvell製コントローラ)、PATA×1ポート(JMicron JMB368)
RAID RAID 0/1/5/10(Intel P55)
ネットワーク 10/100/1000BASE-T×2(Realtek 8112L、RTL8110SC)
サウンド HDオーディオ対応(VIA VT2020)
フォームファクタ ATX
その他 USB 3.0×2ポート、USB 2.0×6ポート(+ピンヘッダにより4ポートの拡張が可能)、IEEE1394×1ポート(+ピンヘッダにより1ポートの拡張が可能)