サイバーフロントは、『暁のアマネカと蒼い巨神 -パシアテ文明研究会興亡記-』をXbox 360とプレイステーション・ポータブル向けとして2010年3月11日にリリースする。両プラットフォームともに、通常版と限定版がラインナップされる。

Xbox 360/PSP『暁のアマネカと蒼い巨神 -パシアテ文明研究会興亡記-』は2010年3月11日の発売予定

『暁のアマネカと蒼い巨神 -パシアテ文明研究会興亡記-』は、2008年5月に工画堂スタジオよりPC向けとしてリリースされた作品で、『蒼い海のトリスティア』『蒼い空のネオスフィア』同様、キャラクターデザインを駒都えーじ氏、開発を"くまさんちーむ"、シナリオを竹内なおゆき氏が担当するなど、すべて同スタッフが参加する正統なシリーズ後継タイトルとなっている。

今回コンシューマ向けに移植されるにあたり、システムの一部改変やイベントグラフィックの追加などを行うことで遊びやすさを向上。オープニングムービーも、内容を新たに作り変えられており、主題歌「Hollow ~暁のそらに~」は榊原ゆいが担当する。

■『暁のアマネカと蒼い巨神 -パシアテ文明研究会興亡記-』ストーリー概要
……先史の超文明が、竜族との最終戦争により姿を消してから約一万年が過ぎた後の世界。後発の人類文明が、先史文明からわずかに受けついだ超科学の残滓「Eテクノロジー」を糧にフルクラム帝国による世界統一を成し遂げるに至った力による平和の時代。
大フルクラム帝国。──Eテクノロジーの恩恵により世界支配をなしとげた超大国は、帝都での第一回万国博覧会開催を間近に控え、活気に湧いていた。世界中の科学や文化の粋を集めたそのイベントに、人々はさらなる繁栄を期待し、来るべき明るい未来を夢見ていた。そんな科学の進歩は世界を急激に変えつつあったが、まだまだ未知なるロマン、冒険があふれた時代でもあった。
国家の威信をかけた帝都万国博覧会が開かれようとしていたある日、帝国内最大の学問教育機関、「帝国ジュニアアカデミー」も同じく活気ににぎわっていた。アカデミーの主宰で、万博にパビリオンを出展することが決定し、その展示品の内容を学内サークル間で競い合っていたのである。その優秀さを認められ皇帝杯を得ることができれば、後の人生においてその恩恵は計り知れない……。
アカデミー内の同好サークル「パシアテ文明研究会」(通称「パシ研」)は古代文明の秘宝(?)を求め、放課後の大冒険を始めることになる。

『暁のアマネカと蒼い巨神 -パシアテ文明研究会興亡記-』ゲーム概要

■帝都を探索
帝都の地下には、まだ未発見の遺跡が数多くある。プレイヤーは"パシ研"の会長となって、帝都の地下遺跡に眠る秘宝を手に入れる。パシ研のメンバーたちと協力して、地下遺跡への入口を発見しよう。

■チームのメンバーを選択
パシ研の活動は、チーム単位で行う。ひとつのチームに最大3人。ゲームでは最大6つのチームを編成することができる。誰をどのチームに入れるのか? メンバー編成がゲームを進める最大のカギとなる。

■ダンジョンではリアルタイムに進行
ダンジョンでの行動はほぼリアルタイムで進行し、移動はチーム単位、攻撃は、それぞれの攻撃範囲に捕らえた敵を各自攻撃する。チームリーダーのHPが「0」になったら敗北になる。

■パシ研の"資金"と"名声"
帝国ジュニアアカデミーのサークルである"パシ研"は、学業に差し支えない範囲で行動する必要がある。手に入れた「秘宝」を正規に申請すれば「名声」が高まる。一方、ブラックマーケットへ売ると「名声」は下がるが、多くの「お金」が入手できる。パシ研の運営には多くの「資金」と高い「名声」が必要となるが、学生らしく地道に「アルバイト」でお金を稼いだり、「ボランティア」で名声をあげることもできる。"パシ研"がアカデミーNo.1のサークルになるのか、あえなく、解散してしまうのか。それはプレイヤーの運営手腕にかかっている。

『暁のアマネカと蒼い巨神 -パシアテ文明研究会興亡記-』登場キャラクターをチェック

■アマネカ・マッハバスター (cv. 神田朱未)
年齢 / 14才◆身長 / 150cm◆体重 / ひみつだ!

アマネカ・マッハバスター

本作の主人公。帝国ジュニアアカデミーの第二学年所属。アカデミー内の同好サークル『パシアテ文明研究会』、通称『パシ研』の会長。行動力旺盛、傲岸不遜。政治戦略の天才。物量と犠牲を強いる戦術が大得意。その反面、失敗に対してちょっと打たれ弱い。許容量以上のメンタルダメージを負ったときは、ひとり屋上や河原で膝を抱えて幼児泣きをする癖がある。帝国転覆を狙う秘密結社〈ファイアフォックス〉の次期幹部候補。だがそのことは周囲にはいちおう内緒。知られたところで誰にも本気にしてもらえない。将来、組織を背負ったときに備え、広範な知識と経験を身につけるべく一般社会で学業に専念している。今目指すのはパシ研の権力拡大とアカデミー支配。その足がかりとなる名声を得るため、帝都万国博覧会での皇帝杯獲得を目指し、帝都周辺の先史文明遺跡『Eプラント』の探索に乗り出す。自称"悪のカリスマ"。──だが本人も自覚してない独自の正義感を備えており、義理人情に弱いところがある。


■オーギ・カットラス (cv. 大塚明夫)
年齢 / 20才◆身長 / 197cm◆体重 / 103kg

オーギ・カットラス

帝国ジュニアアカデミーの第二学年所属。アカデミーきってのパワーファイター。元は帝国軍の特殊部隊兵だが「学のないまま軍隊にいても先は無い」と一念発起し、苦学の末にアカデミーに入学した。公称年齢は20才。しかし、あまりに肝の据わりすぎた言動とその容貌から「アカデミーの入学規定をすり抜けるため戸籍を改ざんしたのでは?」と疑惑の目を向けられている。これについて本人は一切ノーコメント。「パシ研」に所属しているのは、この件についてアマネカに何か弱みを握られているかららしい。戦闘ゴーレム並の驚異的身体能力を誇るが、見た目とはうらはらに世知に長けた苦労人。アマネカの失敗をフォローするため、いつも酷い目に会う。口癖は「悪い予感がする……」


■リエ・メインステイ (cv. 日髙のり子)
年齢 / 15才◆身長 / 161cm◆体重 / 45㎏

リエ・メインステイ

帝国ジュニアアカデミーの第二学年所属。帝都にある高級百貨店の御令嬢。面白がり屋で好奇心旺盛。あらゆることを平均以上、そつなくこなす万能プレイヤー。面倒見のいい社交的な性格だが、人をからかうのが趣味。オーギと並んで、アマネカが考えをまとめるときの良き相談役。トレードマークは、マルチセンサー機能のついたレーダー帽と特殊モノクル。


■メイル・シーガル (cv. 落合祐里香)
年齢 / 11才◆身長 / 144cm◆体重 / 38㎏

メイル・シーガル

帝国ジュニアアカデミーの第一学年所属。もともとアカデミー吹奏楽部の部員だったが、紆余曲折のすえ「パシ研」に所属することに。本心を口に出せない恥ずかしがりやのモジモジちゃん。天使のような無垢な性格。オーギを慕っており、自分のほうから積極的にオーギのパシリに使われる。またアマネカのことを、心から尊敬している。


■エアナ・コメート (cv. 幡宮かのこ)
年齢 / 16才◆身長 / 164cm◆体重 / 52㎏

エアナ・コメート

帝国ジュニアアカデミーの第三学年所属。「元祖パシアテ探検会」を名乗り、序盤、アマネカ達の行く先々で対抗してくる女の子。アマネカとの勝負に負けて「パシ研」の活動を手伝うことに。冒険技能にかけてはプロフェッショナル級。罠の外し方や、薬学、ナイフ戦闘術まで、サバイバル技術全般に長けている。性格は、おおらかさんのざっくばらん。細かいことはあまり気にしない。


■カル・ルスラン (cv. 茅原実里)
年齢 / 15才◆身長 / 168cm◆体重 / 50㎏

カル・ルスラン

帝国ジュニアアカデミーの第二学年所属。さる政府秘密機関の下請けで、学業のかたわら帝都内の治安維持活動に勤しむアカデミーきっての変り種。常人ばなれした戦闘技術を持ち、アルパーという名の巨大ゴーレムを召喚することもできる。キリリとした怜悧な美貌は、近寄りがたいとの印象を他の生徒達に与えることしばしば。だが当の本人は周囲のイメージに日々戸惑っている。機関の活動に時間を割かれるためか、学力の維持に日々てんやわんや。落第の危機に立たされることもしばしばだが、地味な努力の積み重ねでなんとかしのいでいる。ひょんなことから「パシ研」の活動に関わりをもつこととなる。


限定版には「アマネカ同人誌」を同梱

先にも述べたとおり、Xbox360版、PSP版ともに「限定版」がラインナップされ、"アマネカ同人誌"、題して「パシ研レポート(約40頁)」という豪華なブックレットと、PC版に使用された主題歌や本作での新主題歌、BGMなどを収録した「オリジナルサウンドトラックCD」の2大特典が用意される。「パシ研レポート」には、TNSK氏、ぷちでびる氏をはじめとする、「pixiv」の常連ランカー10名のクリエイターたちが参加し、アマネカの世界を再構築。また、PSP版とXbox360版とでは、収録されている内容が一部違うという点もポイントとなる。


PSP版のスクリーンショット

ゲームタイトル 暁のアマネカと蒼い巨神 -パシアテ文明研究会興亡記-
対応機種 Xbox 360
プレイステーション・ポータブル
ジャンル アドベンチャー
発売予定日 2010年3月11日
価格 【Xbox 360版】
8,190円 (限定版)
6,090円 (通常版)
【PSP版】
7,140円 (限定版)
5,040円 (通常版)
CEROレーティング 審査予定
(C)2008,2010 KOGADO STUDIO,INC./KUMASAN TEAM,INC. (C)2010 CYBERFRONT