三洋電機は11日、「エネループスティックブースター」(KBC-D1AS)を発表した。12月1日の発売を予定しており。価格はオープン。市場価格は2,000円前後と予想される。

eneloop2本で、5V/500mAを約90分出力可能な「エネループスティックブースター」(KBD-D1AS)

同社では、2007年12月より、外出先で、携帯電話やデジタルオーディオプレーヤーなどに充電を行うための「モバイルブースター」シリーズのバッテリーを発売している。今回発表されたKBC-D1ASは、シリーズの新ラインナップ。電源には、2本の単3形eneloopを使用する。モバイルブースターには、従来より、単3形のeneloopを電源とするモデルが存在していたが(KBC-E1S)、本体のサイズは、幅66mm×高さ60mm×奥行き25と、少々かさばるものだった。それに対してKBC-D1ASは直径18mm×長さ148mmと持ち運びやすいサイズを実現している。また、KBC-E1Sでは約70分だった給電時間は、KBC-D1ASでは約90分へと延長されている。これは、KBC-E1SがUSBポートから充電し、USBポートから給電する機器だったのに対して、KBC-D1ASは充電機能は搭載されておらず、給電専用となっているため。この90分の給電時間で、例えばiPhoneならば70%程度の充電が可能とのことだ。

なお、パッケージには、eneloopが2本含まれているが、eneloopに充電するための機器は含まれていない。また、携帯機器などに接続するためのケーブルも別売となっているので、それらは別途用意する必要がある。