ウィルコムは11日、ハイブリッドな通信機能と直感的な操作性を持つスマートフォン『HYBRID W-ZERO3(ハイブリッド ダブリューゼロスリー)』(型番 : WS027SH)を2010年1月(予定)に発売すると発表した。
「HYBRID W-ZERO3」は、マイクロソフトの「Windows Mobile 6.5 Professional(日本語版)」を採用し、マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Marketplace」「My Phone」に対応している。Windows Live専用キーをケータイとして初搭載し、ID・パスワードなどの複雑な設定を行うことなく、ワンタッチでこれらのコンテンツにアクセスできる。購入後、ユーザーが好みのWindows Liveメールアカウントを取得できる機能も搭載している。
また、PHSと7.2Mbpsの高速データ通信を実現するW-CDMA(3.5G)の2つの無線機能がある。この2つの無線機能を有する電話機は「世界初」(ウィルコム)という。また、ケータイと同様に操作できるスライド型テンキーデザインを採用し、簡単に起動するメニュー画面、スタイリッシュな待受画面、電話帳・発着信履歴などオリジナルのUIを搭載。「初めてスマートフォンを使うユーザーでも違和感なく利用できる」(同社)。
通信機能は、W-OAM typeG(PHS高度化通信規格)対応の新型W-SIM(型番 : RX430AL)とW-CDMA(3.5G)HSUPA方式に対応。このほか、無線LAN、Bluetoothにも対応しており、「ユーザーの利用シーンに応じて、無線機能を使い分けることができる」(同)。海外のGSM方式エリアでの通信を実現するW-SIM型GSMモジュールも利用可能。各海外事業者の発行するGSMネットワーク対応のSIMカードを利用することで、海外で現地の通信料金で使えるようになっている。
ウィルコムでは、「ハイエンド携帯電話およびスマートフォンの今後のトレンドの先駆けとして本製品を提案する」としている。