バンダイナムコゲームスより11月5日に発売されたニンテンドーDS向けファンタジックRPG『サモンナイトX ~Tears Crown~』だが、その後の世界が語られる完全オリジナルストーリーのドラマCDがリリースされる。ドラマCDは前編・後編に分かれており、前編は2009年12月23日、後編は2010年1月27日の発売予定となっている。
■DS『サモンナイトX ~Tears Crown~』 - ストーリー概要
「召喚戦争」と呼ばれる戦いを続けていたセレスティア王国とデルティアナ帝国。疲弊した両国は休戦協定を結ぶ。それはそれぞれの皇子を人質として交換するというものだった。セレスティア王国のノイン王子とデルティアナ帝国のディラン皇子は、敵国で10年を過ごす。帝国の皇子ディランは、セレスティアの王女ファラや国王、国民達と打ち解け、穏やかな日々を過ごしていた。
そして人質交換から10年後――帰国の日。母国へ帰還したディランは、父である皇帝グロッケンからこのまま王国侵攻作戦を行う事を知らされ、王都陥落作戦の隊長に任ぜられる。しかしディランは命令を拒否し、セレスティア王国へ危機を知らせるべく急ぐのだった……。
■ドラマCD「サモンナイトX~Tears Crown~」暁天の焔 - あらすじ
「戦い」を乗り越えて、ディランとファラ、そして仲間たちはそれぞれの居場所へと戻っていった。デルティアナ帝国に戻り、ザイツやエルナディータに支えられながら戦いの中で混乱してしまった国をまとめるため忙しい日々を送っているディランのもとへ、ファラの手紙を持ってムームーがやって来る。その手紙には近況報告と、美しいセイントリアの様子が書かれていた。懐かしさを覚えながらも、やるべきことがあるから休暇は取れないというディランだが、ザイツらに説得されて、ファラを訪ねることに。
ディランを待っていたのはファラだけではなく、ガーリットやルーガ、ファングらなど懐かしい面々。再会に喜ぶディランたちだったが、和やかな雰囲気は遠くから聞こえてきた爆発音と、駆け込んできた兵士の声で一変する。
「ハーディン砦が、ランカスタの者に攻撃されています!」
戦いは終わったのではなかったのか?
帝国・王国関係なく攻撃してくる敵、その目的とは――?!
メインキャスト陣が語るドラマCD「サモンナイトX ~Tears Crown~」
今回の取材は、ドラマCD前編の収録後に行われたもので、主人公・ディラン役の福山潤、ファラ役の茅原実里のほか、ムームー役の金田朋子、ファング役の諏訪部順一、エルナディータ役の釘宮理恵、あくり~ん役の斎藤千和、ソティナ役の滝田樹里といった7名が参加。自らが演じるキャラクターや作品の聴きどころについて語ってくれている。
――ご自身が演じるキャラクターについて教えてください
福山潤「ディラン役の福山潤です。今回はゲームの後日談ということで、世界の平和が戻った後、山積みされた帝国の問題を解決しながら物語は展開していきます。ディランとしましては、相変わらず大変な毎日が続いているものの、平和になってよかったなと思っていたところでの騒動となっていますので、後編に向けてさらに世界はどのようになるのかを考えながら、演じさせていただきました」
茅原実里「私も平和主義者な人なので、ファラは演じていて、自分に無理のないキャラクターですね。すごく素直で、素朴で、でも芯が一本通った女性なのですが、ゲームに引き続き、しっかりと演じさせていただきました」
金田朋子「ムームー役の金田朋子です。ムームーは"ムームー"としか言わないのですが、たまに"ムームー"以外の言葉を言ってしまい、『あっ』と思うこともあったんですけど、すごく伸び伸びとやらせていただいたので、とても楽しかったです。ムームーは、すごくかわいらしくて、でもちゃんとしていて、演じさせていただけてとてもうれしく思っています。とにかく"ムームー"という言葉だけで伝えなければならないのですが、私は原始時代とかが好きなので、そういう時代のことを思いながら演じました(笑)」
諏訪部順一「ファング役の諏訪部順一です。ファングは一言で言うならば、ナイスガイです。今回のドラマCDの中では、けっこうスポットライトが当たっていますので、非常にやりがいがあり、とても楽しく演じさせていただきました」
釘宮理恵「エルナディータ役の釘宮理恵です。エルナディータはゲームのときからそうなのですが、あいかわらずディラン様ラブ一筋で、ずっと空回っている感じでした(笑)。演じていてとても楽しかったです」
斎藤千和「あくり~ん役の斎藤千和です。あくり~んはすごくちびっ子です。ゲームで演じているとき、他人と絡める子なのかな? と思っていたのですが、ドラマCDでは、けっこうみんなの輪の中に溶け込めていたような感じで、ちゃんと会話ができて楽しかったです」
滝田樹里「ソティナ役の滝田樹里です。ソティナさんは天然が入った感じで、本人はしっかりしているつもりなお姉さんなのですが、ところどころ本当にしっかりしたところもあって、演じていて楽しかったです」
――ドラマCDの収録を終えての感想をお願いします
福山「本編はさることながら、バックグラウンドの声まで、すべて一球入魂で演じさせていただきました」
茅原「今回初めてほかのキャラクターの皆さんとお芝居をさせていただいて、すごく楽しかったです。ゲームの収録とちがって、皆さんがいる分、きっとファラ自身も楽しんで伸び伸びとできたのではないかと思います」
金田「日本語のカナの中で、今日は『ム』だけに力を入れました。ほかの『ア』とかは関係ないという感じですね。収録が終わったので、『ア』とかを呼ばないとみんなと会話できないなと思って、今呼んでいます(笑)。次の後編の収録でも、ほかの言葉を忘れて、『ム』だけを呼び出したいなと思っています」
諏訪部「ゲームのときはそれぞれ単独で収録をしたわけですが、こうやってドラマCDでほかのキャラクターのキャストの皆さんと掛け合って演じると、あらためて自分のキャラクターもより生き生きと動き出す感じがして、とても楽しかったです」
釘宮「ゲームのときはそれぞれ一人での収録だったので、みんなどんな感じなのかなって思っていたのですが、今日はその空気が一気に埋まって、収録外のときも和気藹々と楽しい雰囲気でした。本当に今日は参加できてうれしかったです」
斎藤「とにかく休憩のとき、トイレが一個しかないので、戦争でした。トイレ戦争が勃発して、私は第一次に負けたので、第二次がすごく大変でした(笑)。収録はすっごく楽しかったです」
滝田「収録は本当に楽しくやらせていただきました。思い残すことは何もありません。ありがとうございました」
――最後にドラマCDを楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします
福山「ゲームを先にプレイされた方は、ありがとうございました、そしてお待たせいたしました。ドラマCDから入る方は、このお話の以前に、いったいどんな戦いが繰り広げられていたのか、ぜひゲームのほうもプレイしていただけたらいいなと思います。今回のドラマCDは、ファングと彼に深く関わりのある人との物語の幕開けということで、後編にはまだまだ大きな戦いが待っております。そちらのほうにも思いを乗せつつ、今回の前編をお楽しみください」
茅原「『サモンナイトX』が待ちに待った発売となり、私自身も大変うれしかったのですが、まさかドラマCDになるとは思っていなかったので、とても楽しくやらせていただきました。ゲームとドラマCDで、『サモンナイトX』の世界を目一杯、楽しんでいただきたいと思います」
金田「ほかの言葉を忘れて、『ム』に集中してみましたので、皆さんもその『ムームー語』に耳を傾けていただけるとうれしいです。でも、聴く人がほかの言葉を忘れたら、ムームー以外のセリフがわからなっちゃいますから、忘れなくてもいいので、とにかく私のセリフときだけ、『無』になって『ム』に集中してください(笑)」
諏訪部「ゲーム、ドラマCDときたら、次はそう、アニメ化です。そこに向けて頑張っていきたいと思いますので、ぜひ皆さんも応援をよろしくお願いします。ただ、今のところその予定はないようです(笑)」
釘宮「ゲーム本編とあわせて楽しんで聴いていただけると何よりうれしく思います。この後、どのような戦いが待ち受けているのかはわかりませんが、後編もすごく頑張りますので、それまでしばしお待ちください」
斎藤「ゲームだけでなく、こうやって世界が広がって、また"あくり~ん"というキャラクターを演じられることをとても幸せに思います。後編もありますので、そちらも楽しみにしていただきたいですし、さらにその後の広がりもあったらうれしいなと思っておりますので、今後も応援してください」
滝田「『サモンナイトX』は、ゲームのほうも壮大なスケールになっていますが、さらにその後の世界ということで、ドラマCDも本当にすごいことになっていますので、ぜひ聴いてください。よろしくお願いします」
――ありがとうございました
タイトル | ドラマCD「サモンナイトX ~Tears Crown~」暁天の焔 前編/後編 | ||
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発売予定日 | 2009年12月23日 (前編) 2010年1月27日 (後編) |
品番 | FCCT-0108 (前編) FCCT-0109 (後編) |
価格 | 2,940円 (前・後編とも) | ||
発売元/販売元 | フロンティアワークス | ||
販売協力 | ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント |
(C)FLIGHT-PLAN (C)NBGI |