ソフトバンクモバイルは10日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品『OMNIA VISION 940SC』(Samsung電子製)を発表した。2009年11月下旬以降に発売する。
「940SC」は、3.5インチ有機ELディスプレーを搭載したフルタッチフォンで、映像機能に注力したモデル。有機ELディスプレーを採用したことで、高輝度、高コントラスト、高視野角、優れた色再現性を実現した。感圧式のタッチパネルを採用しており、指先やタッチペン、つめなどでも快適に操作可能できる。タッチするたびに振動する「フィードバックバイブレーション機能」も搭載する。
本体には、デンマークの高級オーディオメーカーBang&Olufsen ICEpower社が独自開発したアンプを搭載。迫力ある音で映像を楽しめる。
また背面には、スタンドを内蔵しており、スタンドを立てた状態の「シアタースタイル」でワンセグなどを視聴できる。スタンドを立てるだけの操作で、ワンセグ、音楽、スライドショーなどを起動可能だ。加えて、顔認識オートフォーカス対応の812万画素カメラも搭載する。明るすぎる画像を自動で補正する「ワイドダイナミックレンジ」などの機能が利用可能。
機能面では、ワンセグ、おサイフケータイ、GPS、Bluetooth、メディアプレイヤー、赤外線通信(IrDA)、PCサイトブラウザ、デコレメール、着うたフル、電子コミックなどに対応。通信面では、国際ローミング「世界対応ケータイ」、3Gハイスピード(7.2Mbps)をサポートする。
このほか、撮影した写真などに、ペンやスタンプなどを使って描いた絵がアニメーションになる「お絵かきアニメ」機能も搭載する。作ったアニメーションは「お絵かきメール」として送信することもできる。
(写真:小山安博)
* * *
左右側面。カメラ/シャッターキーや上下キー、赤外線端子、平型イヤホンマイク端子、microSDカードスロットなどが並ぶ |
上部にはワンセグ用ロッドアンテナ、下部には充電などが行える外部接続端子、ストラップ穴が配置されている |
バッテリーパックは「SCBASI(3.7V/1500mAh/5.55Wh)のリチウムイオン充電池を採用 |
2009年夏モデル「OMNIA pop 931SC」(写真右)と並べたところ。931SCがより女性向けに小型化したモデルに対して、OMNIA VISION 940SCはやや大きいサイズとなっている |
OMNIA pop 931SCではサムスン電子独自のウィジェットのみで、待受画面も2ページのみだった。940SCでは、待受画面が4ページに増え、ソフトバンクが提供する「モバイルウィジェット」にも対応している |
Yahoo!ケータイでトップページを表示した画面。サムスン電子としてはじめておサイフケータイにも対応した |
OMNIA 930SCやOMNIA pop 931SCで好評だった「お絵かきアニメ」も引き続き対応。待受画面で下からなぞるとショートカット機能も新しく搭載した |
お絵かきアニメにも新しく「お絵かき絵文字」を搭載。タッチパネルによってドット絵でアニメーション絵文字を作成(GIF形式)できる |
(写真・キャプション/memn0ck K-MAX)
主な仕様(予定)
通信方式 | 国内 | W-CDMA方式 |
---|---|---|
海外 | W-CDMA方式、 GSM方式(900/1,800/1,900MHz) |
|
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ | 約57×115.9×13.5mm/約143g | |
連続通話時間/待受時間 | W-CDMA網 | 約400分/約600時間(静止状態) |
GSM網 | 約440分/約480時間(静止状態) | |
「ワンセグ」連続視聴時間 | 約4.9時間 | |
ディスプレー | 約3.5インチワイドVGA(800×480ドット) 有機ELディスプレー(最大16万色) |
|
モバイルカメラ(画素数/タイプ) | メイン | 有効画素数約812万画素/CMOS(オートフォーカス・手ぶれ補正対応) |
サブ | 有効画素数約32万画素/CMOS | |
外部メモリー/推奨容量 | microSDHCカード(別売)/最大16GB | |
カラーバリエーション | パッショネイトレッド、ブラック、ゴールド |