スヴェンソンはこのほど、薄毛になる可能性を遺伝子で判定するAR遺伝子キット「ヘアソリューションDNAラボ」を発売した。販売は、全国の同社店舗およびWebショップでの通信販売のほか、病院などでも予定している。価格は1万3,650円。
同社によると毛髪の脱毛には、X染色体のAR(アンドロゲン・レセプター)遺伝子における塩基配列のリピート数(繰り返し)が関係しているとの研究結果が報告されている。具体的には、AR遺伝子にはCAGとGGCという3つのDNA塩基配列が繰り返される部分が存在し、CAG、GGCの繰り返し配列をそれぞれCAGリピート、GGCリピートと呼ぶ。これらCAGリピート、GGCリピートの合計が基準値より低い人ほど、男性型脱毛症が発症しやすいとのこと。同商品は、AR遺伝子のCAGリピート数とGGCリピート数を調べることで、将来薄毛になるかどうかの判定を行うとしている。
検査方法は、同商品付属の綿棒で頬の内側の細胞を採取し、必要書類を揃えて同社まで送付する。検査期間は約3週間。同社は、遺伝子検査により将来を予測し、正しい薄毛予防対策を行うことが可能と説明している。