NTTドコモは10日、OSにWindows Mobile 6.5 Professionalを採用したスマートフォンの新製品『docomo PRO series SC-01B』(Samsung電子製)を発表した。2010年2月に発売する予定。

「SC-01B」は、ディスレイ下部にQWERTYキーを搭載したストレートタイプのスマートフォンで、115.9×59×12.5mmの小型ボディが特徴。入力装置はタッチ操作に対応した2.6インチフルワイドQVGA(320×320ドット)ディスプレイ、QWERTYキーを搭載。QWERTYキーを使用してPCライクに文字入力を行えるほか、タッチパネルを利用してメール作成や音楽プレイヤーの操作も可能。

『docomo PRO series SC-01B』(Samsung電子製)

Windows Mobile向けのアプリケーション配信サービス「Windows Marketplace for Mobile」が利用可能で、用途に応じてさまざまなアプリケーションをダウンロードできる。このほか、Windows Mobile端末に保存されたデータを自動でバックアップできるサービス「My Phone」にも対応する。

機能面では、オートフォーカス対応の約310万画素CMOSカメラ、GPS、待受ウィジェット機能などを搭載。通信面では、国際ローミングサービス「WORLD WING(3G/GMS)」、FOMAハイスピード(HSDPA 7.2Mbps/HSUPA 5.7Mbps)、無線LAN 802.11b/gをサポートする。

(写真:石森 亨)

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裏面にはオートフォーカス対応有効約310万画素/記録約350万画素のCMOSカメラを搭載

バッテリーカバーは下にずらすと全面的にはずれるタイプ。カメラ横モノラルスピーカー、白色のFOMAカードの左側にmicroSDカードスロットが配置

左右側面。音量上下キーや外部接続端子およびイヤホンマイク端子の統合端子となるmicroUSB端子などが並ぶ

先端および下部。ストラップ穴もついており、販促品としてスタイラスが付属する

Windows Mobile 6.5 Professionalのハニカムタイプのメニュー。「スタートメニュー」→「設定」→「システムの画面」

TODAYには画面のような特徴的なスピンメニューのほかに、サムスン独自のウィジェットを利用できる「Samsung WidgetPlus」といったものもの用意されている

ゲームもプリインストールされており、さらに多くのアプリケーションやゲームが「WIndows MarketPlace」からダウンロード可能。JavaVMも搭載されている

文字入力システムは「Advanced Wnn」を採用。英語入力には「T9」も搭載されている

発表会場にあった展示機では、OSバージョンが「5.2.21868、AKUが5.0.69となっていた。2010年2月に発売予定なので製品版では変更される場合もある

内蔵メモリは、データ記録用約290MB、プログラム実行用約133MBが搭載されている。microSDはSDHCに対応した最大16GBまで利用可能

(写真・キャプション/memn0ck K-MAX)

主な仕様(予定)

寸法 高さ 約116mm×幅 約60mm×厚さ 約12.7mm
質量 約130グラム
3G連続待受時間(静止時[自動]) 約500時間
GSM連続待受時間(静止時[自動]) 約500時間
連続通話時間(3G/GSM) 約350分/約350分
連続テレビ電話時間 -
メインディスプレイ(サイズ/ドット数・通称/種類/発色数) 約2.6インチ/横 320ドット×縦 320ドット/TFT液晶/65,536色
サブディスプレイ(サイズ/ドット数/種類/発色数) -
外部メモリー(最大対応容量) microSD(2GB)、microSDHC(16GB)
外側カメラ機能(有効画素数/記録画素数) オートフォーカス対応CMOSカメラ(約310万画素/約350万画素)
内側カメラ機能(有効画素数/記録画素数) -
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