フジテレビのCS放送「フジテレビNEXT」の開局記念連続ドラマ『ニュース速報は流れた』(11月18日放送スタート)の完成披露記者会見が9日、東京・台場の同局で行われ、主演の成宮寛貴らが出席した。
『ニュース速報は流れた』は、複雑な人間関係が渦巻くテレビ局の報道センターを舞台に、1本のニュース速報と同じ頃発見された死体、その2つをつなぐ謎の携帯メールを軸に、報道局フロアで起きた事件をリアルタイムで描くサスペンスドラマ。豪華キャストが勢揃いした同作だが、制作スタッフも、脚本は人気ドラマ『踊る大捜査線』シリーズを手掛けた君塚良一氏が担当し、ドラマ『Dr.コトー診療所』の中江功氏が演出を務める。
役作りに話が及び「ドラマのADさんは家に帰れなくて汚いんですが、報道の方はもう少し綺麗」と成宮が語ると、「報道も汚いですよ!」と司会の軽部アナから突っ込まれ、思わずニッコリ |
少しボケ気味の発言で会場を笑わせた酒井若菜は、「ドラマに関してはあまりにも伏線が多く、予測不可能な展開なので、どこまで触れていいのか分かりませんね……」と、サスペンス性をアピール |
新人ADを演じる成宮は、「民放のドラマでは規制があってなかなかやりづらいことがありますが、今回、このCSのドラマ台本を読んだときは新鮮な気持ちで、お腹が空いているときによだれが出るような感覚になりました(笑)」と今までにない斬新なストーリー展開をアピール。さらに、全10話の放送だが、「台本が9話まであって10話がないんです。そして11話はある」と、サスペンスさながらの謎の発言で記者たちを惑わせ、疑問に思った記者から「意味が分からない」と質問が飛ぶと、「説明下手ですみません…」と苦笑い。「9話まで話が進むんですが、10話はほんとにないんです(笑)。11話を見て10話を想像してもらうということだそうです。最終話はものすごくびっくりな展開で、観る人を裏切っていくドラマになると思います!」と、脚本の君塚氏に代わり説明し、見どころを語った。
「予算がないと言われて大変」、「作家と演出家は自由にやれて楽しめたと思うが、負担は俳優にきた」と愚痴をこぼし続けた小林薫は、軽部アナからは「8割ぼやきですね」 |
「出来上がりが非常に良くて、海外ドラマの『LOST』より全然面白い! 期待して観てほしい」と自信満々の君塚氏 |
また、君塚氏の作品に惚れ込む酒井若菜は、「キャラクターがベタ塗りではなくて360度角度を持って生きている感じがする。今回もそういう役柄を演じさせていただけて嬉しい」と意気込み、アイドル的なアナウンサーを演じるにあたり、司会の軽部真一アナから参考にした女子アナウンサーを問われると、「某女子アナウンサーの前髪をマネして切りました」と告白。「ビジュアル的なことだけで言うと、中野美奈子アナウンサーの前髪です」と明かしていた。
ドラマ「ニュース速報は流れた」は、CS放送「フジテレビNEXT」(隔週水曜日の午後9:00~10:00)で11月18日(水)より放送。第1話は無料放送される。