Trinityマザーがついに登場!
VIA Technologiesから、久しぶりの新製品となる「VB8003」が登場した。CPU、チップセット、GPUの全てを自社チップで揃えた「Trinity」プラットフォームでは、初めてのMini-ITXマザーボードとなるもので、発表以来、首を長くして待っていた人もいるだろう(少数ながら)。価格は31,000円~33,000円前後。
このマザーボードの特徴は、チップセットから2系統、GPUから2系統の計4系統のグラフィックス出力を装備すること。この4つは同時出力が可能となっており、これはほかの製品では見られないオンリーワンの機能と言える。GPUはDirectX 10.1世代の「S3 Chrome 435 ULP」を搭載しており、Mini-ITXとしては最強クラスのグラフィックス性能も魅力だ。
このあたりの詳細については、別途レビューを掲載しているので、そちらを参照していただきたい。
Atom登場以来、相場がぐっと下がったMini-ITX市場においては、3万円オーバーという価格はちょっと高め。しかし、昔からVIAのマザーボードを買っている筆者などは、「どうせ4万円くらいじゃないの」と思っていたので、この性能からすると、逆に安く感じられてしまうから不思議なものだ。決して万人受けする製品ではないが、一部では完売も。
125W版のPhenom II X4最上位モデル
AMDからは、デスクトップ向けCPUの最上位モデル「Phenom II X4 965 Black Edition」に新リビジョンが登場している。動作クロック(3.4GHz)やキャッシュなどはそのままだが、リビジョンがC2→C3に上がっており、TDPが140W→125Wに下がった。オーバークロック機能が魅力のBlack Editionだけに、これは嬉しいところだ。
価格は、20,500円~21,500円前後と、以前よりも大幅に下がっており、お買い得感も増した。なお、旧モデルについては完売しており、完全な切り替えとなる。