森下仁丹は6日、同社創業116年を記念した新「仁丹」として、「JINTAN116」を発売した。同商品は、7種類の生薬を配合したリキッドを直径3.5ミリのシームレスマイクロカプセルに閉じ込めた、医薬部外品の携帯用口中清涼剤。首都圏の駅売店やコンビニエンスストアで扱われる。100粒入りで、希望小売価格は300円。
配合されている生薬は、メントール/ケイヒ/チョウジ/ウイキョウ/アセンヤク/カンゾウ/ペパーミントといった7種類。口臭のほかに、二日酔い、悪心、嘔吐、気分不快、乗物酔い、胸つかえなどに効果があるとしている。また、食事や飲酒後に飲用することが多いことを踏まえて、味は「ほんのり甘苦く、後味スッキリの『コクにが』に仕上げました」(同社)とのこと。
発売同日には、同商品の説明会を開催。同社代表取締役社長・駒村純一氏は、「昨今の口中清涼剤では、香りによるマスキングやスッキリ感を過剰に追求した商品が多くなってきたように思います」といい、「『仁丹』で口中清涼剤に本来必要と考えているのは、"口臭の根本解決"と、成分が"体に良いものである"ということ。新しい『仁丹』である『JINTAN116』でも、それを継承しています」と述べた。また、数多く流通している口中清涼「菓子」とは異なり、「医薬部外品」であるということを強調。「生薬ベースで健康に良いことや、効能や効果がしっかり語れるのが特徴であり、強みです。配合している生薬は、口臭だけでなく、気分不快などのストレスを改善する効能を持ったものを使用しています」(駒村氏)といい、「本物志向の方の多い40代のビジネスマンなどを中心的なターゲットとして、『健康な息づくり』を応援する商品としてアピールしていきたい」(駒村氏)と語った。
なお、パッケージは、「健康な"息"しませんか」や「生薬をからだにチャージ」といったコンセプト等がプリントされたもの5種類を同時展開。「JINTAN116」WEBサイトのURLアドレスをプリントしたものもあり、「『仁丹』に関する116個のエピソードなども公開する予定ですので、是非ご覧になってください」(同社)とのこと。