アイギークは、Mac OS X対応データ復元ソフト「データレスキュー3」日本語版を発表した。価格は、ダウンロード版の「データレスキュー3」が9,975円で、アップグレード用が7,350円。パッケージ版の「データレスキュー3」は15,750円で、アップグレード用(メディア付き)は9,450円。また法人企業向けとして、29,400円のITライセンス版、18,900円のアップグレード用(メディア付き)を用意。教育関連向けとして学校特別版も14,175円で販売される。ダウンロード版は同社Webサイトにて販売開始済みで、パッケージ版は13日発売予定。1ファイルのみ復旧できる無料体験版も配布している。
「データレスキュー」シリーズは、誤って削除してしまったデータなどを復元するためのMac OS X用ソフト。TimeCapsule上のTime Machineデータをはじめ、HDD、SSD、USBメモリ上などの消失データを短時間で復活させられる。最新版のバージョン3では、わかりやすい復元手順ガイド、直感的に操作できるユーザーインタフェースデザインの採用に加え、復元アルゴリズムの進化および復元率の向上、パフォーマンスの高速化を実現。RAIDでのデータ復元にも対応した。
ユーザーインタフェースでは、ツールビューと詳細ビューの2種類を用意。ウイザードのガイダンスに従い、操作が簡単に行える。復旧においては300種類のファイルタイプを判別しデータを復元可能。フォルダ名/ファイル名の復元もサポートしている。また、主要なファイル形式に関しては復旧前にプレビューを行い、正しく復旧できるかどうか確認してから別のドライブなどに転送を行えるようにしている。
このほか、復元ファイルの検索機能も強化。特定ファイル名または拡張子を指定することでフィルタリングを行い、検索リスト内で任意のデータのハイライトおよびパスを表示できるようにしている。
開発プログラム用ファイル、政府機関利用のオリジナルファイルなど、ファイル形式を識別できない特殊なデータの場合は、サンプルファイルを学習させることで、新たなファイル形式として認識し復元できるようになる。
このほか、OSが起動しない場合でも、ブート可能なDVDドライブから直接起動し動作可能。データを復元したいディスクが不安定な場合、正常なディスクにクローンコピーを行ってから復旧を行えるクローンディスク作成機能も搭載している。
対応環境は、Mac OS X 10.4.9以降、Intel MacおよびPowerPC G4/G5(1GHz以上)、2006年以降に製造されたMac、512MB以上のメモリ。対応ファイルシステムはHFS/HFS+。また復元データ保存用に十分な空き容量のあるHDDが必要。