MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は5日、「携帯検索エンジンに関する利用実態調査」の結果を公表した。これによると、よく利用する携帯の検索サイトはモバイル版「Yahoo!検索」が72.1%と最も多く、次いで「Googleモバイル」「モバイルgoo検索」が続いた。
調査は、モバイルメディア11サイトの協力を得て、2009年10月9日~14日に実施。2,795人から有効回答を得た。
これによると、携帯電話で検索サイトを利用する際のアクセス方法についての質問では、「公式メニュー(iメニュー、EZweb、Yahoo!ケータイ)の検索エンジンを利用する」との回答が39.4%と最も多く、次いで「公式メニューとブックマークしている検索エンジンのどちらも利用する」(31.9%)、「ブックマークしている検索エンジンを利用する」(25.3%)が続いた。
よく利用する携帯の検索サイトについて聞いたところ(複数回答)、モバイル版「Yahoo!検索」が72.1%と最も多く、「Googleモバイル」(51.5%)、「モバイルgoo検索」(11.4%)、「Yicha.jp」(8.1%)が続いた。「2008年6月に発表した同調査結果と比較しても、モバイル版『Yahoo!検索』と『Googleモバイル』の2トップのシェアは不動」(MMD研究所)という結果となった。
また、携帯検索サイトを利用する主なきっかけは何かについては(複数回答)、「ふと思いついた言葉・名前が気になって」が56.4%と最も多く、次いで「テレビで見た言葉・名前が気になって」(53.0%)、「携帯サイトで見た言葉・名前が気になって」(48.6%)という結果となった。年代別に見ると、20代後半~40代以上に関しては「テレビで見た言葉・名前が気になって」が1位となったが、10代以下~20代前半では、「ふと思いついた言葉・名前が気になって」が最多で、年代別の違いが明らかとなった。
携帯検索サイトの利用頻度について質問したところ、「ほぼ毎日」が43.4%で最多、次いで「週に2~3回」(29.7%)、「月に数回」(12.6%)となった。「あまり利用しない」は4.9%だった。
また、携帯検索サイトで必要な情報が見つかるまで最大何サイトまで利用するかを調査したところ、10代以下では「5サイト以上」が34.7%で最多となり、「(携帯検索に対して)非常にアクティブな傾向が伺える」(MMD研究所)。これに対し、30代後半は38.7%、40代以上は39.9%が「2サイト」と回答するなど、高年齢になるほど検索サイト数は下がる傾向にあることが分かった。