全世界で大ヒットした『トワイライト ~初恋~』の続編『ニュームーン/トワイライト・サーガ』。公開を前にヴァンパイアを演じたロバート・パティンソンと、クリス・ワイツ監督が来日し、3日、東京・品川で記者会見を行った。
前作と同様、美しきヴァンパイア・エドワードを演じるロバート。「原作のシリーズの中でも、『ニュームーン』は一番気に入っている作品。他のストーリー以上に、僕との特別なつながりを強く感じたんだ。そのせいか、この作品に関しては、僕の中で最初から舞台が整っていて、すぐに役に入りこめた。だから役作りの準備をする必要がなかったんだ」と語った。
世界的な人気を獲得したロバートのもとには、日本のファンからも多くの手紙が届くそう。「『ハリー・ポッター』シリーズに出演した頃から、滞ることなくもらっているんだよ。どういうわけか、日本の音楽のCDを同封してくれる人が多いから、日本のポップスのコレクションはかなりのものだね」と笑顔を見せる場面もあった。
次回作『エクリプス』の撮影も1週間前に終了し、「この映画とも一味違う作品になったと思うよ」とロブ |
『ライラの冒険/黄金の羅針盤』で知られるワイツ監督。「前作のクリステンとロブが魅力的で、この仕事を引き受けたんだ」 |
そんなロバートの印象を聞かれたワイツ監督は、「せっかく隣にいるので、彼の素晴らしい点を話して恥ずかしがらせたいと思います(笑)」と前置きした上で、「彼は非常に謙虚でシャイだね。『いまの演技はダメだったね』と照れ隠しで言うけど、じつは役について入念に考えているんだ」と絶賛。さらに続けて「いい役者がいて、いい演技を見せてもらっても、一緒の仕事が楽しくなかったり、その役者が嫌な人間だったりすれば、正直、意味のない仕事だよね。でも今回はロバートをはじめ、みんな人間的にも素晴らしいし、演技もよかった。一緒に仕事ができて、とてもよかったと思っているよ」と述べると、べた褒めされたロバートは照れ笑い。
記者会見には本作の日本版のイメージソング「Destiny」を歌う加藤ミリヤも登場し、監督とロバートに花束を贈呈。「ベラ(クリステン・スチュワート)とエドワードの恋の行方や、ベラに急接近するジェイコブ(テイラー・ロートナー)との三角関係も気になります」と興味津々の彼女に、監督が「ベラはエドワードが自分のために命をかけていると知ります。そして彼は真っ先に彼女のもとへ……。今日はここまでにしておきましょう(笑)」と意味深なコメントを残す一幕もあった。
『ニュームーン/トワイライト・サーガ』は、11月28日より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。