パナソニックは4日、ポータブルワンセグテレビ「SV-MC75」を発表した。発売は11月13日で価格はオープン。市場価格は3万円前後と予想される。

デジタルフォトフレームや、フォトストレージとしても使用可能なポータブルワンセグテレビ「SV-MC75」

同社では、現在、ポータブルタイプと、防水タイプのワンセグテレビを発売している。今回発表されたSV-MC75は、4.3V型の液晶ディスプレイを搭載する、スタンダードなポータブルタイプの製品。ワンセグ放送の視聴に加えて、録画、デジタルフォトフレーム、音楽再生などの機能を備える。

内蔵のフラッシュメモリーの容量は、SV-MC55の4GBから、SV-MC75では倍の8GBにアップ。さらに、内蔵フラッシュメモリーを、写真のストレージとしてしか使用できなかったSC-MV55とは異なり、SV-MC75では、ワンセグ放送の録画や、音楽データの収納にも使用できるようになった。内蔵メモリーに本体でワンセグ放送を録画した場合、最大で約43時間の録画が可能となっている。録画は、リアルタイムのみでなく、予約録画も可能。番組表から録画した場合には、スポーツ放送の延長などによる放送時間の変更にも対応する。

また、本体による録画だけでなく、同社のレコーダー「ディーガ」シリーズや、録画機能を備えた「ビエラR」シリーズなどで録画した番組の持ち出しにも対応する。持ち出しの際にはレジューム機能も使用可能で、ディーガやビエラRRシリーズで途中まで再生していた番組をSV-MC75に持ち出した場合、見ていた場所から再生を始めることが可能となっている。

カードスロットは、SD/SDHC用とmicroSD用の2基を装備。デジタルカメラや携帯電話などで撮影した写真をカードスロット経由で、内蔵メモリーに取り込むことが可能で、さらに、その逆方向に、内蔵フラッシュメモリーに保存されている写真を、SDメモリーカードやmicroSDカードなどに書き出すことも可能だ。

電源は内蔵バッテリーとACアダプター。内蔵バッテリーは、約4.5時間でフル充電され、ワンセグ放送の視聴/録画の場合は3.5時間~5.5時間、ビデオ/写真の再生の場合は、4時間から6時間、音楽再生の場合、約7時間の連続使用が可能だ。

本体サイズは、136(W)×74.5(H)×14.5(D)mm(突起部除く)。質量は約187g。ACアダプター、USBケーブル、ステレオヘッドホン、スタンド、ストラップ、PC用の音楽管理ソフト「SD-Jukebox Ver.6.95LE」が収録されたCD-ROMなどが付属する。