来夏公開予定の映画『私の優しくない先輩』がクランクアップを迎え、10月31日、主演の川島海荷、はんにゃの金田哲らが会見を行った。

川島海荷(右)とはんにゃ金田

川島海荷と金田哲のW主演となる映画『私の優しくない先輩』。九州の小さな島、火蜥蜴島を舞台に、川島演じる女子高生・西表耶麻子(にしおもてやまこ)が、部活の先輩・不破風和(金田)に背中を押されながら、大好きな先輩・南愛治(入江甚儀)に告白しようとする姿をポップなタッチで描く。日日日(あきら)の同名小説(講談社刊)を、アニメーション監督の山本寛が初めて実写映画に挑んだ作品。

この日の収録は、愛治(入江)に告白した耶麻子に、不破が花火をバックに熱く語るシーンのほか、2人がワイヤーロープに吊られるシーンも撮影された。10月1日からの撮影を終えた川島は「本当に短いようで長い1カ月。最初はキャストの方と距離間があったけど、撮影が進むにつれて仲良くなり、楽しい現場でした。いい作品になると思います」と自信を覗かせた。映画初主演となる金田は「大変でしたけど一生の思い出に残る秋でした」と感慨深げ。さらに川島について「小学生の女子のようにずっと変わらないで欲しい。でも、(耶麻子のような)妄想ばかりの女子は嫌いかな(笑)」と話すと、川島は「耶麻子ほどではないけど、ちょっとは妄想します。金田さんみたいに変態チックな妄想はしませんけど(笑)」と反撃していた。

「最後まで噛み合わない2人(川島と金田)でしたが(笑)、あらゆる意味で凄い作品になっていると思います。二人の才能が発揮され、輝きを見るだけでも十分価値がありますよ」と自信満々の山本寛監督(写真右)

共演した金田について「最初はテレビのイメージで明るい感じと思いましたが、やっぱり明るい人でした(笑)。常に笑いを探し求めていましたよ」と川島