先週はソニー、パナソニックなどの主要電機メーカーなど大手中間決算発表が相次いだ。結果としては、概ね、最悪期を脱した内容となっているものの、通期での業績アップの上方修正をする企業は少なく、先行き不透明な状況は変わっていない。今週は、700社以上の上場企業が中間決算を発表するまさに、決算ラッシュウィーク。引き続き、サプライズはないか、有望企業を追っていく展開になりそう。

10月30日は、米株式市場は急反落し、ダウの下げ幅は7月以来の大きさとなった。さらに、1日、米商業金融大手CITグループが破産法適用申請のニュースが飛び込み、週明けから荒れ模様の展開が予想される。

日本株でみると、大手ハイテク企業など輸出関連株が業績も好調で、注目を浴びる中、内需関連銘柄の動きは停滞したまま。優良企業でみると、配当利回りもかなり高まっており、武田薬品工業(4502)4.93%、NTTドコモ(9437)3.64%など、株価が割安なため、高い利回りとなっている。個人投資家としては、こういった安値銘柄をひろっていくのも、一考かもしれない。