撮像素子には、APS-Cサイズの有効1240万画素CMOSを搭載する。初期設定ではカスタムイメージの設定が「鮮やか」になっていて、彩度とシャープネス、コントラストをそれぞれ強調した見栄え重視の画像を得られる。もちろん好みや用途に応じて他のカスタムイメージに切り替えたり、彩度や色相、コントラスト、シャープネスを細かく調整してもいい。

感度は、標準ではISO200～6400となり、拡張設定をオンにすればISO100～12800に対応する。高感度ノイズは少なめでISO800やシーンによってはISO1600でも実用的だろう。自動アップするISOオートの上限値をユーザー設定できたり、ノイズリダクションの度合いを4段階から選べるのは便利だ。

K-xは、入門者層をメインターゲットにしているが、中級以上のユーザーも満足できる中身の濃いカメラといえる。AFのスーパーインポーズ非対応は残念だが、その点さえ慣れれば、狙い通りの写真をきっちりと撮影できるだろう。

撮影モード:絞り優先AE(F5.6、1/1600秒) / 感度:ISO200 / WB:オート / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:28mm

撮影モード:マニュアル露出(F4、1/30秒) / 感度:ISO200 / WB:太陽光 / カスタムイメージ:風景 / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:28mm

撮影モード:絞り優先AE(F11、1/160秒) / 感度:ISO200 / WB:太陽光 / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:18mm

撮影モード:絞り優先AE(F9、1/1000秒) / 感度:ISO200 / WB:太陽光 / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:37.5mm

撮影モード:絞り優先AE(F8、1/400秒) / 感度:ISO200 / WB:太陽光 / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:18mm

撮影モード:絞り優先AE(F5.6、1/250秒) / 感度:ISO200 / WB:CTE / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:55mm

撮影モード:絞り優先AE(F11、1/15秒) / 感度:ISO200 / WB:オート / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:55mm

撮影モード:絞り優先AE(F5.8、1/250秒) / 感度:ISO400 / WB:オート / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L55-300mm F4-5.8ED/ 焦点距離:300mm

撮影モード:マニュアル露出(F8、13秒) / 感度:ISO200 / WB:白熱灯 / カスタムイメージ:ナチュラル / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:24.4mm

撮影モード:絞り優先AE(F5.8、1/400秒) / 感度:ISO3200 / WB:CTE / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L55-300mm F4-5.8ED/ 焦点距離:300mm

上段左から順にISO100/200/400/800、下段左から順に1600/3200/6400/12800で撮影。高感度ノイズ低減は「中」を選択した。撮影モード:マニュアル露出(F8) / WB:オート / カスタムイメージ:鮮やか / レンズ:DA L18-55mm F3.5-5.6AL/ 焦点距離:50mm