ヤマダ電機は30日、池袋駅東口前の三越跡地に「LABI1 日本総本店池袋」をオープンする。29日に行われた内覧会では、同社の一宮忠男代表取締役社長が、「この店に来れば、日本の家電がすべてわかる」と胸を張った。
一宮忠男代表取締役社長 |
LABI1 日本総本店池袋は、地上7階建て約7,000坪という最大級クラスの家電量販店。店内には、コンセプトである「この店を見ずして、家電は語れない!」を具現化するべく、約150万点の商品を揃えており、扱う商品もPCや家電のほか、書籍・日用品・加工食品・化粧品など幅広い。B2フロアには調剤薬局も用意した。
またB2から6階までの各売り場フロアをブルー、グリーン、ピンクなど8つのカラーで色分けし、行きたい場所へ迷わずに行けるようにデザイン面でも配慮。さらに7階にレストランフロア、屋上にはフットサルコートを完備し、「1日いても楽しめるお店にしていきたい」(一宮代表取締役社長)と意気込む。
内覧会で一宮代表取締役社長は、「いち早く新製品を導入するのは当たり前。LABI1 日本総本店池袋では至るところに体験コーナーがある」とアピール。その例として、各メーカーの高級炊飯器の食べ比べができる調理の実演コーナーや、4畳半ほどのスペースで実際にクリーナーを試せるブース、実際の部屋を想定したエアコン体験ルームなどを挙げ、「今までのように、ただ商品を展示して、価格訴求するのではない」と新店舗の魅力を強調。さらに、携帯電話やデジカメ、モバイルPCのデコレーションサービスなども展開し、「新しいコンテンツ・ソリューションを提案していく」としていた。
初年度は、改装中のLABI 池袋(11月6日にモバイルドリーム館としてリニューアルオープン予定)とあわせ「年商800億円」を目指す。「地方、そして都市部で培ったノウハウを活かしていきたい」とするヤマダ電機が築く"日本総本店"がいよいよオープンの時を迎える。