ヤマハは、USBバスパワー駆動に対応し、ギタリストやボーカリストの楽曲制作やライブレコーディングなどに最適なモバイルコントローラー/オーディオインタフェース「Steinberg CI2」の発売を開始した。価格はオープンプライス。
「Steinberg CI2」は、コンパクトなボディーに、コントローラーおよびオーディオインタフェース機能を凝縮したスマートかつ強力なモバイルソリューション。本体に搭載されたAIノブは、設定やパラメーターのアサインは不要で、マウスでポイントしたCubaseやプラグインのパラメーターを直感的にコントロールでき、付属の「Cubase AI 5」とも相性抜群の連携を誇る |
同製品は、わずか720グラムという小型・軽量なボディーに、高品質マイクプリアンプ、ファンタム電源(48V)、HI-Zスイッチなど備えた2系統のコンボ入力端子、2系統のフォーン出力端子、ヘッドフォン端子などを搭載。USBパスパワーによる駆動に完全対応しており、コンピュータとUSBケーブルで接続するだけで、場所を選ばずに最大24bit/48kHzの高品位なデジタルレコーディングを行える。
また、コントローラーセクションには、同社「CC121」でも好評のAIノブが装備されており、マウスと組み合わせダイレクトに各種パラメーターをオペレーション可能な「ポイント&コントロール」も実現。さらに、レコーディングに関わる操作(録音、再生、停止など最大6つまで)を順番に実行することができる「アクションパッド」や、別売フットスイッチを活用することで、快適かつインタラクティブなデジタルレコーディング環境を手軽に構築できる。
マイク、ギター、ラインといった多彩な入力ソースに対応したステレオ入出力のオーディオインタフェース機能と、DAWソフトウェア「Cubase 5」シリーズのコントローラーとして利用できるユニークな機能をコンパクトに実現する |
なお、同製品には、プロ仕様のDAWソフトウェア「Cubase 5」と同様のオーディオエンジンやテクノロジーを継承し、同社ハードウェア用に設計された入門バージョン「Cubase AI 5」が、あらかじめバンドルされていて、すぐに楽曲制作が楽しめるオールインワンパッケージとなっている。対応OSは、Windows XP SP3/Vista、Mac OS X 10.5.5以降。