ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンはこのほど、全国の家電量販店および総合量販店(以下、量販店チャネル)の販売実績を基に検証した、第3四半期(7月期~9月期)のソーラー電波腕時計の販売動向を発表した。
第3四半期の腕時計販売に占めるソーラー電波時計の販売構成比は、数量で約4割、金額で約6割と腕時計販売の主流となっていることが分かった。メーカーシェアは、量販店チャネルでの強みを活かしたカシオが過半数の54%を獲得、次いで約3割のシチズン、2割弱のセイコーが続く結果に。このシェアを性別ごとに見ると、男性用はカシオが6割、シチズン・セイコーが残りを分け合う形。一方女性用は、6割がシチズン、3割がカシオとなっている。
売れ筋の価格帯は、実売4万円以下のモデルで、ソーラー電波腕時計販売全体の数量で8割、金額で5割を占めている。さらに4万円以下の低価格帯のメーカーシェアでは、金額ベースでカシオが7割を占め他2社を圧倒。ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンでは、低価格帯において消費者の支持を受けたことが、ソーラー電波腕時計でのカシオのメーカーシェアが過半数を超えた要因であると分析している。 また、モデル別の売上金額ランキングでは、「アテッサ」(シチズン)、「オシアナス」(カシオ)、「エディフィス」(カシオ)など、シチズンとカシオの主力モデルが上位を占める結果となった。