とんねるず・石橋貴明の娘で女優の穂のかが27日、東京・赤坂のカナダ大使館で行われた、初主演を務める映画『アンを探して』(10月31日公開、宮平貴子監督)の完成披露舞台挨拶に出席した。

映画『アンを探して』の完成披露舞台挨拶を行ったキャスト&スタッフ陣

今年6月に映画『The Harimaya Bridge はりまや橋』でデビューし、2度目の作品で早くもヒロインに抜擢された穂のか。舞台挨拶の前には、読書週間にちなんで1908年に発表された『赤毛のアン』の原書を英語で朗読。小学4年生から2年半、米国・ハワイに留学していたという得意の英語力をアピールした。

初主演にも関わらず、堂々とした存在感を放った穂のか。海外も視野に入れているという女優らしく、英語力を見せつけた

『赤毛のアン』の舞台であるカナダのプリンス・エドワード島でロケが行われ、亡き祖母の思い出を胸に一人で島を訪れた主人公と、島で暮らす人々との心の交流を描いた同作。昨年8月に単身で島に乗り込み、1カ月間滞在したという穂のかは「撮影が始まって一週間で、『こんなに楽しくていいのかな?』って楽しいのが悩みになるぐらい楽しかったです。クランクアップの最後のシーンを撮り終えたときは、カナダのスタッフと別れるのも悲しくて、役で泣くのとは違う、"穂のか"として号泣してしまいました。おかげで素晴らしいものが出来たと思います」と、思い出の詰まった島でのエピソードを明かした。また、同作について「スタッフみんなが愛を持って作った作品。ストーリーもあったかくて愛があふれているので、皆さんにも愛していただけたら」と願いを込めた。

台本を読み終わった後、感動して泣きそうになったと話す紺野まひるは「遠く離れた家族に会いたくなった」と頷く

終始、ボケたコメントで会場を笑わせた高部あい。「人と人との関わりや、近くにいる人を大切にしようと思わせる映画」とアピールした

一方、宮平監督の故郷・沖縄でロケを敢行した祖母役の吉行和子は、「わたしは一人だったので寂しかったです…」と、島の思い出話に花を咲かせる共演者たちに不満を漏らし、「いつかは必ずプリンス・エドワード島に、一緒に行こうと思っています!」と決意を語り、会場を笑わせていた。

映画『アンを探して』は、10月31日(土)よりシネカノン有楽町1丁目ほかにて公開

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