ウィルコムは27日、新型インフルエンザなどの大流行(パンデミック)発生時への対策として、「WILLCOM CORE XGP」の高速モバイルデータ通信を活用したHD高画質遠隔会議システムを、10月28日から開催される「ITpro EXPO 2009」で参考出展すると発表した。

ウィルコムによると、新型インフルエンザの流行に伴う企業内・企業間コミュニケーションの低下を、テレビ会議システムやWeb会議などの遠隔会議システムを利用して対応しようと考えている企業が増えている。だが、「遠隔会議システムの導入にあたっては、社外での通信回線の確保やセキュリティの維持などから、すぐに導入ができないことが課題となっている」(同社)。

今回同社では、2009年10月28日~30日に東京ビッグサイトで開催される「ITpro EXPO 2009」のウィルコム・ブースで、「WILLCOM CORE XGP」による高速モバイルデータ通信を使用して、HD高画質での遠隔会議がロケーション・フリーで行える事例を参考出展する。同システムには、日立ソフトウェアエンジニアリングの協力により、日立ソフトが社内導入を進めている社内用遠隔会議システムの環境を利用している。

「XGP」活用した遠隔会議システムイメージ

ウィルコムは、「企業での使用例を見てもらうことで、パンデミック発生時の『事業継続計画(BCP)』や、平時のコスト削減の施策として参考にしてもらえる」としている。