米Intelは10月26日(現地時間)、SSD(Solid-State Drive)用の管理・最適化ツール「Intel Solid-State Drive Toolbox (v1.1)」とファームウエア・アップデート「Intel SATA SSD Firmware Update Tool (v1.4)」のダウンロード提供開始を発表した。34nmプロセスを採用したSSD「Intel X25-M Mainstream」でTrimの利用が可能になる。

Solid-State Drive Toolboxは、SSDの状態をモニター/管理するマネージメントツール、ドライブ情報およびSMART属性の確認機能、診断(高速/ フル)ツールなどを備える。マネージメントツールにはSSDの性能を最適化する「Intel SSD Optimizer」が含まれており、分かりやすいグラフィカルインターフェイスを通じてIntel SSD本来のパフォーマンスを引き出せる。対応OSはWindows 7/ Vista/ XPで、.NET Framework 2.0が必要だ。

Intel Solid-State Drive Toolbox

Intel 34nm X25-M Mainstream SATA SSD

最新ファームウエアと最新のSSD Optimizerの組み合わせにより、X25-M (34nm)がWindows 7 ATA Data Set Management Command (Trim)に対応する。またWindows Vista/ XPでもTrimを利用できるようになる。TrimはSSDの安定した性能を引き出し、長い製品寿命を実現する。新ファームウエアではまた、連続書き込み性能が改善された。X25-M (34nm) 160GBの場合、これまでの70MB/秒が100MB/秒へ約40%も向上するという。

SATA SSD Firmware Update Tool v1.4は、34nmプロセス製造のX25-M/X18-Mのほか、50nmプロセス製造のX25-M/X18-MおよびX25-Eもアップデートの対象としている。