家に帰れば当然のように照明とテレビをつけ、シャワーを浴び、PCに向かう。冷たいものは電子レンジですぐに暖め、電気ポットには常にお湯が沸いている……。現代人は多くの家電や便利なグッズに囲まれた快適な暮らしを送っています。当然電気代、水道代、ガス代、その他もろもろ……。お金も多く出て行ってしまいますね。でも、ちょっとしたことの積み重ねで、年間で節約できる金額は膨大なものになります。これからご紹介する、過ごす部屋別の節約テクニックを駆使して、快適な節約生活をスタートさせましょう!
リビング編【1~35】が終わり、今回から3週にわたってキッチン編をお届けします。今回は冷蔵庫に関する節約術です。
冷蔵庫
36.冷蔵庫は詰め込みすぎずゆとりをもって |
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冷蔵庫にものを詰め込みすぎると、冷却効率が悪くなり余計な電気代がかかってしまいます。中身を整理して、ゆとりをもって使用するようにしましょう。中を点検してみると、未開封の缶詰や調味料、常温で保存できる野菜など、意外と冷蔵庫に入れる必要のないものがあるかもしれません。定期的なチェックを。 |
★年間節約額 約960円(詰め込んで使用した場合と、半分にした場合との比較) 出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版 |
37.熱いものは必ず冷ましてから入れる |
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カレーやシチュー、作ったばかりの料理など、熱いものをそのまま入れると冷蔵庫内の温度が上がり、冷やすために余分なエネルギーがかかってしまいます。熱いものは必ず室温程度に冷ましてから入れるようにしましょう。 |
38.扉の開閉はなるべく少なく |
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扉を開けると当然冷気が逃げ、冷蔵庫内の温度が上がってしまいます。無駄に開けるのを防ぐためには、中に何が入っているのかを把握しておくこと。扉に「在庫メモ」を貼るなどして開閉回数を減らしましょう。 |
★年間節約額 約230円(冷蔵庫は12分毎に25回、開閉した場合と、50回開閉した場合。冷凍庫は40分毎に8回開閉した場合と16回開閉した場合。開閉時間はいずれも10秒間) 出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版 |
39.開ける時間は短く! 「保冷カーテン」をつける |
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冷蔵庫を開けている時間を短くするのも節約のポイントです。加えて、市販のビニール製カーテンをつけると、開閉時に冷気が逃げるのを防ぐことができて節約効果抜群です。 |
★年間節約額 約130円(開ける時間が20秒間の場合と10秒間の場合の比較) 出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版 |
40.設定温度をこまめに調整する |
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ほったらかしになりがちな冷蔵庫の設定温度ですが、季節や量に合わせて調整を。もちろん弱いほうが電気代は安くなります。冬なら「弱」に。夏も詰め込みすぎなければ「中」で十分な場合もあります。冷え方を確認しつつ、適正温度に設定してみましょう。 |
★年間節約額 約1,360円(周囲温度22度で設定温度を「強」から「中」にした場合) 出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版 |
41.冷蔵庫は壁から離し、上にはものを置かない |
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冷蔵庫の上に開いているスペースに、ついついものを置いていませんか? 実は冷蔵庫の周りにものを置いてしまうと運転効率が悪くなり、電気代が余計にかかります。左右0.5~2cm、上は5~10cm空け、上にものを置かないように設置しましょう。 |
★年間節約額 約990円(上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合との比較) 出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版 |
42.ドアパッキンをチェックする |
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入れる量を減らしたり、開閉を少なくしたりとがんばっても、パッキンが緩んでいては、どんどん冷気が逃げ出してしまいます。パッキンをチェックして、緩んでいるようなら交換を。名刺をはさんでみて、落ちるようなら変え時です。 |
43.省エネタイプに買い替える |
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家庭での消費電力の約16%をも占める「冷蔵庫」ですが、近年すごい勢いで省エネ化が進んでいます。容量の大きいものでも消費電力は小さくなっているので、古い冷蔵庫なら買い替えを検討するのも一つの手です。2010年3月までなら「エコポイント」もついてくるのでお得度満点です。 |