KDDIは26日、専用のFAX番号(050番号)を使用して、インターネット経由でFAXを送受信できるSOHO、中小企業向けのASPサービス「KDDI ペーパーレスFAXサービス」の提供を開始したと発表した。同日より、同社Webサイトにて申し込み受け付けを開始している。

同サービスは、専用のペーパーレスFAX番号(050番号)とペーパーレスFAXメールアドレスが提供され、インターネットに接続されたPCを介して、FAXの送受信や音声メッセージの保存(留守番電話機能)、メールの送受信などが利用できるサービス。ペーパーレスFAXメールアドレス宛に届いたFAXや音声メッセージデータは、PCや携帯電話のWebブラウザを介してWebメールかんかくでのように確認できるほか、PC専用のソフトウェアや電話の音声機能による確認が可能。FAXデータを保存するサーバーのディスク容量は、100MBで、A4サイズの約600枚に相当する。なお、携帯電話からのFAX閲覧機能は2009年12月に提供開始予定。

「KDDI ペーパーレスFAXサービス」の利用イメージ

同サービスには、1契約あたり1,050円の初期費用と月額997.5円の基本料金、月額8.4円のユニバーサルサービス料、通信料が発生する。FAX受信はすべて無料、FAX送信はペーパーレスFAX番号宛て、およびKDDI IP電話(050番号)宛ては無料、それ以外のFAX送信は1枚あたり15.75円で利用できる。

このほか、ペーパーレスFAXのディスク容量を基本の100MBから、1.5GBまで100MB単位で容量拡張できるオプションサービス「ディスク増量」がに月額525円/100MB毎、ペーパーレスFAXメールアドレスで受信するメールの迷惑メールを判定する「迷惑メールフィルタ」が1契約あたり月額210円。申込みは、KDDI営業担当者、または、KDDIホームページから行う。